before, after時を表す前置詞 (3) 松野町夫 (翻訳家) テレビ朝日の『ビフォーアフター』(Before-After)は、家のリフォーム前後を比較して評価・観賞する人気のドキュメンタリー番組である。せまくて使い勝手の悪かった間取りがリフォーム後は劇的に変化する。ちなみに「リフォーム」は小規模な修繕を指す。この番組のように、建物の骨組みだけを残し、必要に応じて構造を補強したり間仕切りを大幅に変更したりするような大規模な改造は、「リノベーション」がふさわしい。 「リノベーション」を時の流れの中に置くと次のようになる。 before renovation → during renovation → after renovation ■ before は時間的に「前」であることを示す (earlier than) 時を表す前置詞 before は、時間的に「前」であることを示す。before の後には、時点・時期はもちろんのこと、行事、できごと、事物など、ほとんどすべての名詞が来る。before は動作動詞と共起しやすいが、状態動詞とも共起する。 before Monday 「月曜より前に」は厳密には月曜日を含まない。月曜を含む「月曜日以前」は on or before Monday とする。 before = 「前に」 I will be back before 7:00. 7時前に帰ります。 It's 5 minutes before 12. (= it's 11:55.) いま12時5分前です。 I have to go to the airport before noon. 正午前に空港に行かなければならない。 Can you finish the work before 5:00? この仕事を5時より前に終えることができますか? I'm going back home on Sunday. Before I go, I'd like to visit the museum. 日曜日に帰るつもりです。帰る前に美術館を訪問したいと思います。 We'll know before long (= soon). まもなくわかりますよ。 The meeting should have finished before 4:00. 会議は4時より前に終わっているはずだ。 All subscriptions must be paid before May 25. 購読料金は5月25日前にお支払いください。 Application forms must be received before May 31. 申請書は5月31日より前に必着のこと。 Wash your hands before eating. 食事の前に手を洗いなさい。 Brush your teeth before bed. 寝る前に歯を磨きなさい。 No cookies before dinner, Andy. アンディ、夕食の前にクッキーはだめよ。 Everybody feels nervous before a test. 試験の前は誰でも神経質になります。 Leave your keys at the reception desk before departure. 出発する前にキーはフロントにお渡してください。 Please be at the gate at least 30 minutes before departure. 出発の少なくとも30分前にゲートに来てください。 She arrived the day before yesterday. 彼女は一昨日(おととい)到着した。 I visited them just before Christmas. クリスマスの直前に彼らを訪問した。 We have lived here since before the war. 戦前からここで暮らしています。(二重前置詞) Two weeks before the election the first reports of the scandal began to appear. 選挙の2週間前にスキャンダルの第一弾が出回り始めた。 before + 文 (この場合の before は 前置詞ではなく接続詞) Let's go home before it gets dark. 暗くなる前に帰りましょう。 Knock at the door before you enter the room. 部屋に入る前にドアをノックしなさい。 Clean up that mess before your father sees it. お父さんに見つかる前にごみを片づけなさい。 There's a lot to do before we can submit the proposal. 見積を出す前にやることが山ほどある。 Read the manual before you operate the machine. 説明書を読んでから機械を操作してください。 Before I forget, will you give me your telephone number? 忘れるといけないから、先に電話番号を教えてください。 We should do something soon before it is too late. 手遅れになる前に、何かすぐに手を打たなければなりません。 Did she leave a message before she went? 出て行くときに彼女はメッセージを残しましたか。 I’d die before I apologized! あやまるぐらいなら死んだ方がましだ。 ■ after は時間的に「後」であることを示す (later than) 時を表す前置詞 after は、時間的に「後」であることを示す。after の後には、時点・時期はもちろんのこと、行事、できごと、事物など、ほとんどすべての名詞が来る。after は動作動詞と共起しやすいが、状態動詞とも共起する。 after Monday 「月曜より後に」は厳密には月曜日を含まない。月曜を含む「月曜日以降」は on or after Monday とする。 after = 「後に」 We'll leave after lunch. ランチの後で出発します。 It's ten after seven in the morning (= 7.10 a.m.) いま午前7時10分です。 Let's meet the day after tomorrow. 明後日、お会いしましょう。 Call me after your arrival. 到着したら電話ください。 Come home right after school. 放課後すぐに帰宅しなさい。 What's on after the 6 o'clock news? 6時のニュースの後はどんな番組がありますか。 Do you believe in life after death? 死後の世界について、あなたは信じますか。 I saw him after three hours. 3時間後に彼に会った。 They arrived shortly after 5. 彼らは5時を少し回ったところで到着した。 Not long after that he resigned. 彼はその後まもなくして辞職した。 He returned home after 20 years. 彼は20年後に帰国した。 After a while, things started to improve. しばらくして事態は改善し始めた。 A year after the fire, they rebuilt the house. 火事から1年後に家は再建された。 We have lived here since after the war. 戦後からここで暮らしています。(二重前置詞) After months of arguments, they decided to get a divorce.いざこざの後二人は離婚を決意した。 After winning the prize she became famous overnight. 受賞後、彼女は一躍して有名になった。 after + 文 (この場合の after は 前置詞ではなく接続詞) You'll feel better after you have something to eat. 何か食べると気分がよくなるよ。 Brush your teeth after you eat. 食事の後は歯を磨きなさい。 Be sure to wash your hands after you touch raw meat. 生肉に触った後は必ず手を洗いなさい。 This message arrived after everyone had gone home. このメッセージは皆が帰宅した後に来た。 “in” と “after” のちがい:前置詞 in にも「後に」という意味があるが、これは数詞の付いた期間名詞(three days)が来て、かつ現在が起点のときに使用する。つまり in の「後に」は「(今から)何日後に」。一方 after の「後に」は、「(それから)何日後に」、「(会議)の後に」、「(そのときから)何日後に」などなど、応用範囲がはるかに広い。 He'll come back in three days. 彼は3日後に戻ります。→ 現在が起点 = He'll come back three days from now. 彼は今から 3日後に戻ります。 He'll come back after three days. 彼は3日後に戻ります。→ 現在が起点(ただし in がふつう) He'll come back after the meeting. 彼は会議の後に戻ります。→ 未来が起点 He came back after three days. 彼は(それから)3日後に戻った。→ 過去が起点 After 5 minutes, remove the cake from the oven. 5分後にオーブンからケーキを取り出します。→ 現在(=基準時)が起点
during, for時を表す前置詞 (2) 松野町夫 (翻訳家) ものごと(動作や状態)は時の流れの中で生ずる。前置詞の during は動作や状態があった「時期」(when)を示し、これに対して前置詞の forは、動作や状態が続いた「期間」(how long)を示す。 I'm going to take my vacation for two weeks during August. 私は8 月中に 2 週間休暇をとるつもりです。(「8 月中に」は時期、「2 週間」は期間) A: When are you going to take your vacation? いつ休暇をとるつもりですか。 B: During August. 8 月中に(とるつもりです)。→ during は when に対して答えたもの A: How long are you going to take your vacation? どのくらいの期間とるつもりですか。 B: Two weeks. 2 週間(とるつもりです)。→ for two weeks は how long に答えたもの ■ during は時期を示す (Telling when something happens) 前置詞 during は時期を示すのに特化しているので単純でわかりやすい。期間全体をさす場合と一部をさす場合がある。いずれにしろ特定の時期を示すので、形は during + the + 名詞 となる(during the morning)。ただし during August, during 2012 のように無冠詞の場合があるが、これとて文脈上特定できるものだ。during の後には、「期間名詞」 (during the night) ばかりでなく、「行事名詞」 (during the movie) も付けることができる。 during = 「の間に」「~中に」。(「に」が付く)。 during the morning(午前中に), during the daytime(昼間に), during the afternoon(午後に), during the night(夜中に), during the year(その年に), during August(8 月中に), during the summer(夏に), during the movie(その映画を鑑賞中に), during the vacation(休暇中に), during the ceremony(式の最中に), during the interview(面接中に), during my absence(私の留守中に), during the war(戦時中に), during one's stay(滞在中に) 午前中に電話します。I'll call you sometime during the morning. 午後に電話してください。Call me sometime during the afternoon. この動物は昼間は活動的だ。These animals are active during the daytime. 夜中に泥棒が入った。Thieves broke in during the night. 夏の間は彼女は毎日水泳する。She swims every day during the summer. 映画を見ているうちに眠ってしまった。I fell asleep during the movie. 休暇中にとてもいい人たちに会った。We met some really nice people during our vacation. 面接で前の仕事について質問された。During the interview, they asked about my previous jobs. 式の最中に火災警報が鳴った。The fire alarm went off during the ceremony. 彼は私の留守中にやってきた。He came during my absence. 戦時中、米は配給制だった。Rice was rationed during the war. 元の建物は戦争中に破壊された。The original buildings were destroyed during wartime. ニューヨーク滞在中に、彼女はブロンクス動物園を訪れた。 During her stay in New York, she visited the Bronx Zoo. ■ for は期間を示す (Telling how long something goes on) 前置詞 forは、動作や状態が続いた「期間」(how long)を示す。不特定の期間を示す場合が多く、そのときの形は for + 不定冠詞(a)+ 期間名詞 となる(for a week)。ただし特定の期間を示すときの形は for + 定冠詞(the)+ 期間名詞 となる(for the last ten years)。期間を示す前置詞 forの後に、「行事名詞」 (movie) が来ることはない。for = 「の間」(「に」が付かない)。 for a few minutes(2、3分の間), for half an hour(30分間), for one hour(1時間), for a while(しばらくの間), for a long time(長い間), for ages(長い間), for ever(永久に), for 24 hours(24時間), for three weeks(3週間), for many years(長年の間), for the last ten years(この10 年間), for the present(今のところ), for the time being(当分の間), for some time(ここ当分) 私は30分間眠っていた。I was asleep for half an hour. 彼は午前2時から3時までの1時間眠った。He slept for the hour between 2 and 3 a.m. 私が部屋を空けたのはほんの2、3分です。I was only out of the room for a few minutes. 昨夜、私は 1 時間ドライブした。I drove my car for one hour last night. 彼はしばらく何も言わなかった。He did not say anything for a while. 長い間、彼は彼女を愛した。He loved her for a long time. キムさんとは昔からの知り合いです。I've known Kim for a long time. 私たちはそこに3週間滞在した。We stayed there for three weeks. この3か月間彼と口を利いていない。I haven't spoken to him for three months. どこへ行っていたの?ずいぶん待ったよ。Where have you been? I've been waiting for ages. いつまでもここに住めるといいんだがなあ。I wish I could live here for ever. 私たちはここに長年住んでいる。We've lived here for years (= for quite a long time). 彼女はこの10年間ロンドンに住んでいる。She has lived in London for the last ten years. 彼らは結婚して30年にる。They have been married for 30 years. ここ当分、雨はあるまい。It will not rain for some time. この事はしばらく忘れることにしよう。Let's forget about it for the time being. 時点や時期を表す前置詞(at, on, in, during)と異なり、期間を表す前置詞(for, since)には、日本人が陥りやすい落とし穴が随所にある。危険がいっぱい。とくに現在時制の中で for, since, how long を使うときは「現在完了形」にする必要がある。ただし未来や過去時制は問題ない(上の例を参照)。A: Do you know her? 彼女を知っていますか? B: Yes, I know her very well. はい、とてもよく知っています。→ OK B: *Yes, I know her for a long time.はまちがい。(過去形の I knew her for a long time.はOK) 期間の for がつくと、現在単純形の know はもはや使用できなくなる。 以下のように、現在完了形(have + 過去分詞)にしなければならない。 B: Yes, I’ve known her for a long time. はい、昔からの知り合いです(直訳: 長い間知っています)。 Are you married? 結婚していますか。 → OK How long have you been married? (*How long are you married? はダメ) 結婚して何年ですか? We've been married for 20 years. (*We are married for 20 years. はダメ) 結婚して20年になります。 How long have you been working here? (*How long do you work here? はダメ) ここにどのくらいの期間お勤めですか? I have been working here for 12 years. (*I work here for 12 years. はダメ) 12年間勤めています。 I have been working here since 2000. (*I work here since 2000. はダメ) 2000年から勤めています。
at, on, in時を表す前置詞 (1) 松野町夫 (翻訳家) 英語の前置詞は名詞の前に置く。前に置くので前置詞。日本語の助詞に相当する。日本語の助詞は名詞の後に置くので後置詞(こうちし)と呼ぶこともできる。前置詞=助詞(=後置詞)。英語の基本的な前置詞は at, on, in である。この3つの前置詞はいずれも、動作や状態があった場所・時を示すのに使う。日本語では「に」の一語で表現できるところを、英語では面倒なことに、時刻は at、日付・曜日は on、月・年は in というように使い分ける必要がある。しかし、日本語・英語いずれも場所・時を示すという点は同じである。「に」= at, on, in。ここでは時を表す前置詞について検討する。at, on, in は基本的に時点(=時期)を示す。 彼らはいつ到着しましたか。When did they arrive? 10時 に着きました。They arrived at 10:00. 日曜日 に着きました。They arrived on Sunday. 6月 に着きました。They arrived in June. 時刻は at で示すat six o'clock(6時に), at dawn(夜明けに), at sunrise(日の出に), at sunset(日没時に), at this time(この時間), at the moment(今), at present(現在), at that time(あの時), at the same time(同時に), at noon(正午に), at breakfast(朝食時に), at lunchtime(昼食時に), at dinner time(夕食時に), at night(夜に), at midnight(真夜中に), at Christmas(クリスマスの時に), at Easter(復活祭の時に), at 30(30 歳の時に) 彼は6時に帰宅した。He came home at six o'clock. 彼らはいつも明け方に仕事を始める。They always start work at dawn. 昨夜、私は日没時に帰宅した。I got home at sunset last night. 彼はいま忙しい。He's busy now. = He's busy at this time. (at the moment, at present) 電話と玄関チャイムが同時に鳴った。The phone and the door chime rang at the same time. 会議は土曜日の正午に始まった。The conference began at noon on Saturday. ランチタイムにジョギングするつもりです。I'm going jogging at lunchtime. 夜に出かけるのは好きではない。I don't like going out at night. でも真夜中に出発するはめになった。But I had to leave at midnight. クリスマスには、私はたいてい短い休暇をとる。I usually take a short vacation at Christmas. 彼女は30歳の時に結婚した。She got married at 30. 日付・曜日は on で示すon Monday(月曜日に), on May 15(5 月 15 日に), on June 25 at 10 a.m.(6月25日午前10時に), on July 21, 1969(1969年7月21日に), on the weekend(週末に), on weekdays(平日に), on my birthday(誕生日に), on our wedding anniversary(結婚記念日に), on Christmas Day(クリスマスの日に), on Easter Day(復活祭日に), on Halloween(ハロウィーンの日に), on New Year’s Eve(大晦日に), on New Year's Day(元日に), on Valentine's Day(バレンタインデーに) 彼は月曜日に帰宅した。He came home on Monday. 彼らは5月15日に結婚した。They got married on May 15. 会議は6月25日午前10時に始った。The meeting began on June 25 at 10 a.m. ニール・アームストロングは1969年7月21日に月面を歩いた。「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」と彼は言った。Neil Armstrong walked on the moon on July 21,1969. “That's one small step for a man, one giant leap for mankind,” he said. あの店は週末は5時に閉店する。They close at 5:00 on weekends. 図書館は平日 9時から5時まで開館する。The library is open on weekdays from 9:00 to 5:00. 私の誕生日に夫は何もしてくれなかった。My husband did nothing for me on my birthday. 私たちは結婚記念日に夕食に出かけた。We went out for dinner on our wedding anniversary. ハロウィーンの日、私はジャック・オー・ランタンを作った。I made Jack-o’-lanterns on Halloween. 大晦日はたいていパーティが多い。There are usually a lot of parties on New Year's Eve. 今日の日本では、多くの女性がバレンタインデーに職場の男性にチョコレートをプレゼントする。 Many Japanese women today give chocolates to their male co-workers on Valentine's Day. 朝昼夕、週、月、年、春夏秋冬、年代、世紀、時代は in で示すin the morning(午前中に), in the daytime(昼間に), in the afternoon(午後に), in the evening(夕方に), in the night(夜中に), in the week of May 13(5月13日の週に), in June(6月に), in 2020(2020年に), in the summer(夏に), in the 1920s(1920年代に), in the 21st century(21世紀に), in the past(過去に), in the future(未来に), in all ages(いつの時代にも), in the Stone Age(石器時代に), in the Bronze Age(青銅器時代に), in the Iron Age(鉄器時代に), in the Golden Age(黄金時代に), in the Middle Ages(中世に), in the space age(宇宙時代に), in the Edo Period(江戸時代に), in the Warring States Period(戦国時代に) 彼は朝早くに帰宅した。He came home early in the morning. 彼は昼間は決して外出しない。He never goes out in the daytime. 午後、彼らは買物に行った。In the afternoon they went shopping. 夜中に雨が降ったにちがいない。It must have rained in the night. 仏教は 538年に日本に伝来した。Buddhism came to Japan in 538. ジャズは1920年代に米国で流行した。Jazz became popular in the USA in the 1920s. きみは過去にひたるのはやめるべきだ。You have to stop living in the past. とにかく、それはもうすべて過去のことだ。Anyway, it's all in the past now. きみは将来、何をしていると思いますか。What do you think you will be doing in the future? この宇宙時代にそんなばかげた迷信を信じる人は誰もいない。 Nobody believes that silly superstition in this space age. 石器時代には人々は石で作った道具や武器を使用した。 In the Stone Age people used tools and weapons made of stone. 浮世絵は江戸時代に大流行した。The ukiyo-e became very popular in the Edo Period. 映画「七人の侍」は、7人の侍が山賊と戦って農村を襲撃から守るという戦国時代の物語である。 The movie “Seven Samurai” is a story in the Warring States Period about seven masterless samurai who combat bandits to protect a village of farmers from their attacks. in the morning などに曜日や日付がつくと、前置詞は in から on に変わる。in the morning → on Monday morning (or on the morning of May 14) in the afternoon → on Friday afternoon in the evening → on Sunday evening 日曜日の夕方に私は彼女に会った。I saw her on Sunday evening. 口語体では曜日や日付の on はしばしば省略される。日曜日に会いましょう。I'll see you on Sunday. or I'll see you Sunday. 彼らは5月15日に結婚した。They got married on May 15. or They got married May 15. last, next, this, every がつくと、at, on, in は使用しない。last night, next Monday, this May, every Sunday, last week, this week, next week, etc. ふたりは来月結婚します。They are getting married next month.
瞬間動詞瞬間動詞で状態を表現するには 松野町夫 (翻訳家) 英語は動作(action)と状態(state)を区別する。状態とは、たとえば以下を指す。ちなみに進行形は、ある時点で動作が継続・進行している状態を表す。 I am a boy. 私は少年です。(状態) I have a pen. 私はペンを持っている。(状態) I love you. 私はあなたを愛している。(状態) I am eating. いま食事中です。(「食べる」という動作が継続・進行している状態) 動作を表す動詞を動作動詞という。動作動詞には、瞬間動詞(change, stop)と継続動詞(rain, wait)がある。瞬間動詞は、「一瞬に終わる動作を表す」のでそのままの形では動作を表し、状態を表現できない。状態は一般に、状態動詞 (be, have, love) を使用するか、または動作動詞を進行形(eating)にして表現する。しかし瞬間動詞を現在完了の否定形にすると、状態と同じような意味を表現できる。たとえば、 The situation is still continuing. その状況はまだ続いている。(状態) = The situation hasn't changed yet. その状況はまだ変わっていない。→ change は瞬間動詞 change は瞬間動詞なのでそのままの形では状態を表せない。これを現在完了(have + 過去分詞)の否定形(have not changed)にすると「変わっていない」となる。「まだ続いている」と「まだ変わっていない」は、同じような意味である。副詞の still (まだ)は、「動作や状態が進行中」の意味を表し、主に肯定文の「文中」に使用する。副詞の yet (まだ)は、not ... yet の形で「まだ~していない」の意味を表し、否定文の「文尾」に使用する。(以下同様) Deflation is still continuing. デフレはまだ続いている。(状態) = Deflation has not stopped yet. デフレはまだ終わっていない。→ stop は瞬間動詞 We are still in the station. 私たちはまだ駅にいる。(状態) = We haven't started yet. 私たちはまだ出発していない。→ start は瞬間動詞 He is still here. 彼はまだここにいる。(状態) = He hasn't left yet. 彼はまだ出発していない。 → leave は瞬間動詞 My son is still on his way home. 息子はまだ帰宅途中です。(状態) = He hasn't arrived yet. 彼はまだ帰宅していません。→ arrive は瞬間動詞 She is still asleep. 彼女はまだ眠っている。(状態) = She hasn't woken up yet. 彼女はまだ目を覚ましていない。→ wake up は瞬間動詞 It is still raining. 雨はまだ降っている。(状態) = It hasn't stopped raining yet. 雨はまだやんでいない。→ stop は瞬間動詞 She still loves him. 彼女は彼をまだ愛している。(状態) = She hasn't stopped loving him yet. 彼女は彼を愛するのをまだやめていない。 He is still in an excited state. 彼はまだ興奮状態にある。(状態) = He hasn't stopped being excited yet. 彼は興奮するのをまだやめていない。 The plane is still waiting on the runway. 飛行機はまだ滑走路で待機中だ。(状態) = The plane hasn't taken off yet. 飛行機はまだ離陸していない。→ take off は瞬間動詞 He is still working. 彼はまだ働いている。(状態) = He hasn't finished working yet. 彼はまだ仕事を終えていない。→ finish は瞬間動詞 I’m still wondering what to do. どうしたらいいのか、まだ迷っている。(状態) = I haven't decided what to do yet. どうしたらいいのか、まだ決めていない。→ decide は瞬間動詞 上記はすべて、状態は肯定文で瞬間動詞は否定文だが、状態が疑問文の場合でも成立する。ただしその場合、副詞の still (まだ)は肯定文と同様に「動作や状態が進行中」の意味を表すが、副詞の yet は、疑問文では「もう~しましたか」の意味を表す。疑問文でも still は文中に、yet は文尾に使用するのは同じだ。 Is the situation still continuing? その状況はまだ続いていますか。(状態) = Has the situation changed yet? その状況はもう変わりましたか。→ change は瞬間動詞 Is deflation still continuing? デフレはまだ続いていますか。(状態) = Has deflation stopped yet? デフレはもう終わりましたか。→ stop は瞬間動詞 Are you still in the station? まだ駅にいるの?(状態) = Have you started from the station yet. もう駅を出発したの?→ start は瞬間動詞 Is he still there? 彼はまだそこにいますか。(状態) = Has he left yet? 彼はもう出発しましたか。 → leave は瞬間動詞 Is it still raining? 雨はまだ降っていますか。(状態) = Has it stopped raining yet? 雨はもうやみましたか。→ stop は瞬間動詞 Does she still love him? 彼女は彼をまだ愛していますか。(状態) = Has she stopped loving him yet? 彼女は彼を愛するのをもうやめましたか。 Are you still looking for a job? あなたはまだ仕事をさがしているのですか。(状態) = Have you found a job yet? 仕事はもう見つかりましたか。→ find は瞬間動詞 Is Jack still sleeping? ジャックはまだ寝ているの?(状態) = Has Jack gotten up yet? ジャックはもう起きたかい? get up は瞬間動詞 = Is Jack up yet? ジャックはもう起きているかい?
英語は終点(完結点)を重要視する英語動詞の相による分類 その2 松野町夫 (翻訳家) 米国の言語学者、Zeno Vendler (1921–2004) は、イベントを次の4種のアスペクトに分類している: states, which are static and do not have an endpoint ("know," "love"); activities, which are dynamic and do not have an endpoint ("run," "drive"); accomplishments, which have an endpoint and are incremental or gradual ("paint a picture," "build a house"); achievements, which have an endpoint and occur instantaneously ("recognize," "notice"). それぞれに訳語を当て、state(状態), activity(活動), accomplishment(達成), achievement(到達)とすると、英語の動詞は次のように分類できる。 状態動詞(know, love): 静的で終点がない。 活動動詞(run, drive) : 動的で終点がない。 達成動詞(paint a picture, build a house): 少しずつ達成され終点がある。 到達動詞(recognize, notice): 一瞬にして起こり終点がある。 Vendlerは終点(endpoint)を重要視している。終点とはイベント(動作・状態)の終わる時点のこと。完結点(telicity)ともいう。4種のアスペクトに共通する概念は終点である。これはつまり、英語の動詞は「終点の有無」で分類できることを示唆している。そこでためしに動詞を「終点の有無」で分類してみた。 英語動詞の相による分類(Vendler方式) 完結動詞(終点がある)=瞬間動詞、非完結動詞(終点がない)=継続動詞に相当する。 英語の動詞に終点があるかないか(telicity)を見分ける方法は、ふつう以下の要領でおこなう。 動詞は単純過去時制を使用し、目的語は単数とし、その動詞が時点の副詞句(in a month, at noon, etc.)と共起すれば終点がある。逆に、期間の副詞句(for a month, etc.)と共起すれば終点がない。Bad: *I loved her at noon. → “love” は、時点(at noon)と共起しないので終点がない Fine: I loved her for a while. しばらくの間、私は彼女を愛した。 Bad: *I drove my car at noon. → “drive” は、時点と共起しないので終点がない Fine: I drove my car for an hour. 私は車を1時間運転した。→ 時間と共起する Fine: I built a house in a month. 私は1ヵ月で家を建てた。→ 時点と共起するので終点がある Bad: *I built a house for a month. Fine: I knocked on the door at noon. 正午にドアをノックした。→ 時点と共起するので終点がある Fine: I knocked on the door for a while. しばらくの間、ドアをノックした。→ 時間とも共起する 終点の有無を判定するのに、単純過去形にするのは、たとえば、進行形にするとほぼすべての動詞が期間の副詞句(for an hour)と共起でき、かつ、時点の副詞句(in an hour)とは共起できなくなり、終点の有無を区別できなくなるからである。たとえば、 Bad: *I was building a house in a month. → 時点と共起しなくなる Fine: I was building a house for a month. 1ヵ月間、私は家を建てていた。→ 時間と共起する また、目的語を単数にするのは、複数にすると文脈により動詞が期間の副詞句と共起する可能性が発生し、終点の有無を区別できなくなるからである。たとえば、 Fine: I built a house in a month. 私は1ヵ月で家を建てた。→ 時点と共起するので終点がある Bad: *I built a house for a month. しかし ”houses” と複数形にすると、時点とも時間とも共起するようになる。 Fine: I built houses in a month. 1ヵ月で私は家をいくつも建てた。→ 時点と共起する Fine: I built houses for a month. 1ヵ月間、私は家をいくつも建てた。→ 時間と共起する “built a house” を “built houses” と複数に変更すると、なぜ終点があやふやになるのか?”a house” や ”houses” は名詞で、空間的な「モノ」の数(=個数)を示すが、“built a house” や “built houses” は動詞句で、時間的な「コト」の数(=回数)を示す。つまり、ひとつのイベントが複数のイベントに変更されたことにより時間的な幅が生ずるようになったからではないだろうか。 多くの動詞はたいてい、「終点がある」「終点がない」のどちらかに属するが、なかには両方の働きをする動詞もある。例: “walk home” は「終点がある」。“walk around” は「終点がない」。 Fine: He walked home in an hour. 1時間後に彼は歩いて帰宅した。→ 時点と共起する Bad: * He walked home for an hour. → “walk around” は時間と共起しない。 Bad: * He walked around in an hour. → “walk around” は時点と共起しない Fine: He walked around for an hour. 彼は1時間歩き回った。→ 時間と共起する こうしてみると、終点は条件に応じて変幻自在な性質を持っているようだ。補部に応じて walk があるときは瞬間動詞(完結動詞)になり、またあるときは継続動詞(非完結動詞)となる。動詞句単位で分類するとそういう結果になる。そうなると、動詞を「終点の有無」で分類すること自体、はたして意味があるのかという根源的な疑問も出てくる。 たしかに日本語動詞では終点を欧米ほどには重要視しない。しかし英語動詞では、Vendler は終点を重要視している。日本エスペラント学会の阪 直(さか ただし)氏の提唱する点動詞・線動詞の 2分類も終点の有無をベースにしているのはまちがいない。私自身、終点の有無をベースにして英語動詞を相で分類することは、英語動詞の特性を理解する上で非常に有意義だと思っている。たとえ、両方の働きをする動詞があるとしても、また、人により分類が異なるとしても。
リスペクトとは?日本語の「尊敬」は人にしか使えないが、「リスペクト」は人にもモノにも使える 松野町夫 (翻訳家) 英語からの借用語「リスペクト」(respect)は、すっかり日本語に定着したようだ。いつのまにか、大勢の人が使うようになった。たとえば、 野田佳彦首相は先日のインタビューで、自民党の谷垣禎一総裁について「先輩政治家としてリスペクト(尊敬)の念を持てる方だ」と述べた(2012.4.12)。 戦場カメラマン渡部陽一 「わたしは世界中の女性にリスペクトを払いルールを守ります」。 セイン・カミュ 「相手をリスペクトすることから始めよう」。 上記の例はすべて、「リスペクト」=「尊敬」の意味。実際、「尊敬の念を持てる」「世界中の女性に尊敬を払い」「相手を尊敬することから」と表現することもできる。しかし「リスペクト」=「尊敬」が成立しない場合もある。たとえば、以下の例はどうだろうか。 「憲法をリスペクトする」 「陶器をリスペクトする旅」 「私が青汁をリスペクトする理由」 「日本の野球をリスペクトする」 上記の例はすべて、「リスペクト」=「尊重」の意味。「憲法を尊敬する」「陶器を尊敬する」「青汁を尊敬する」とは言えない。日本語の「尊敬」は人をたっとびうやまうことであり、ものごとの価値を認めてたいせつにするときは、「尊重」を使う。 英語では人やモノを重んじる場合、動詞 respect の一語で表現できるが、日本語では、人のときは「尊敬する」、モノのときは「尊重する」と使い分ける必要がある。 respect = to think somebody or something very good. リスペクト = 人やものについて、とても良いと思っている。 respect は「とても良いと思っている」という状態動詞(think, know)なので進行形にできない。「ぼくはきみをリスペクトしている」は、”I respect you.” これを進行形にして *I am respecting you. はまちがい。 逆に、動作動詞(walk, eat)の場合、「~している」は進行形にしなければならない。たとえば、 「いま私は歩いている」は、”I am walking now.” これを進行形にしないで *I walk now. はまちがい。 ぼくは彼をプロとして尊敬している。→ I respect him as a professional. お願いだから、ぼくのプライバシーを尊重してよ。→ Please respect my privacy. 同意はできないけど、きみの意見は尊重するよ。→ I disagree, but I respect your opinion. きみはいつもあきらめないね。尊敬するよ。→ You never give up, and I respect you for that. 外来語「リスペクト」は、「尊敬している」「尊重している」というふたつの意味を持っているので、人についても、モノについても使用できる便利な表現である。しかも「尊敬」「尊重」とちがって、堅苦しさがないので気軽に幅広く使えるという利点もある。「リスペクト」は、こうした「利便性」や「気軽さ」のゆえに日本語に定着したのにちがいない。
瞬間動詞と継続動詞英語動詞の相による分類 その1(点と線の論理) 松野町夫 (翻訳家) 動詞は動作・状態を表す。しかし動作や状態は一様ではない。変化するもの、変化しないもの、一瞬のうちに終わるもの、時間のかかるものなど、その様態(アスペクト)は実にさまざまだ。名詞が空間的な「モノ」を示すのに対して、動詞は時間的な「コト」を表し、時の流れと深く関係する。 動詞は、こうした相(アスペクト)の特性から分類することができる。しかしどういうわけか、英語動詞の相による分類はあまり進んでいない。定番といえるような分類表はまだ完成していないと思う。ここでは、私の独断と偏見で、とりあえず以下のような分類を提案したい。 英語動詞の相による分類 とりあえずと言うのは、日本エスペラント学会の阪 直(さか ただし)氏の提唱する点動詞・線動詞の 2分類がシンプルでベストだと思っているからだ。今回の分類は、従来の文法用語との関連性を考慮しての、いわば妥協の産物である。ちなみに、金田一春彦は『日本語動詞のアスペクト』麦書房(1976)のなかで、日本語の動詞を状態動詞「いる」「ある」、継続動詞「読む」「書く」、瞬間動詞「死ぬ」「(電灯が)点く」、第四種の動詞「そびえる」「すぐれる」の4種類に分類している。 また、米国の言語学者、Zeno Vendler (1921–2004) は、イベントを次の4種のアスペクトに分類している。彼は終点(endpoint)を重要視している。終点とはものごと(動作・状態)の終わる時点。完結点ともいう。*矢印(→)は筆者の解釈を示す。 状態(know, love): 静的で終点がない。→ 状態動詞に相当する 活動(run, drive) : 動的で終点がない。→ 継続動詞に相当する 達成(paint a picture, build a house): 少しずつ達成され終点がある。→ 瞬間動詞の接近型 到達(recognize, notice): 一瞬にして起こり終点がある。→ 瞬間動詞の反復型に相当する。 今回、私が分類の判定基準にしたのは進行形である。まず任意の英語の動詞を取り上げ、ふつう進行形にしないものは状態動詞とみなし、進行形にできるものは動作動詞とみなした。つぎに動作動詞の分類については、一瞬のうちに終わり、かつ終点のある動詞を点(=瞬間動詞)、ある程度時間がかかり、かつ終点がない動詞を線(=継続動詞)とした。 ■瞬間動詞 (punctual or momentary verbs) ) 瞬間動詞は一瞬のうちに終わる動作を表す。完結動詞。ものごと全体をひとつの点、「時点」として見る。瞬間動詞=点。時点がある(始点も終点もある)。進行形にすると反復型と接近型の2種類になる。 反復型 (repetition type) → 【進行形にすると「反復」を表す】 人体の一瞬の動きを表す動詞が多い (blink, cough, hiccup, hit, jump, kick, etc)。進行形にすると、日本語の「~している」という表現になる。「~している」は通常、「動作の継続」を意味するが、このグループの動詞にかぎっては「動作の反復」を意味する。 blink(まばたきする), break(壊す), cough(せきをする), explode(爆発する), hiccup(しゃっくりする), hit(打つ), jump(ジャンプする), kick(蹴る), knock(ノックする), nod(うなずく), sneeze(くしゃみをする), tap(軽くたたく), wink(ウインクする), etc. She was blinking in the bright sunlight. まばゆい日光を浴びて、彼女はまばたきしていた。(反復) Bombs are exploding. 爆弾があちこちで爆発している。(反復) The boy was jumping many times for joy. 少年は喜んで何度もはねまわっていた。(反復) He is knocking on the door. 彼はドアを(何度も)ノックしている。(反復) Tom was nodding in class. トムは授業中にこっくりこっくり居眠りしていた。(反復) 接近型 (approach type) → 【進行形にすると「終点への接近」を表す】 動作の終点に着目する動詞が多い (arrive, become, die, drown, etc.)。動作の始点に着目する動詞もある (begin, start)。進行形にすると、日本語の「~しかけている」という表現になる。 arrive(到着する), become(~になる), begin(始める), build(建てる), close(閉じる), come(来る), die(死ぬ), drown(おぼれる), fall(落ちる), finish(終える), forget(忘れる), get(~になる), go(行く), land(着陸する), lose(紛失する), open(開く), paint(描く), rot(腐る), reach(到着する), start(始める), stop(止まる), etc. The plane was arriving at the airport. その飛行機は空港へ到着しかけていた。(終点=到着) He was drowning. 彼はおぼれかけていた。(終点=溺死) The old man was dying. 老人は死にかけていた。(終点=死) The wood was rotting away. 木質部は腐りかけていた。(終点=腐敗) The train is stopping. 列車は止まりかけている。(終点=停止) ■継続動詞 (durative verbs) → 【進行形にすると「継続」を表す】 継続動詞は、ある程度時間がかかり、かつ終わることよりも動作そのものに着目する。非完結動詞。ものごと全体を線、「時間」(=期間)として見る。継続動詞=線。時点がない(当然、終点もない)。ほとんどの動作動詞はこのグループに属する。進行形にすると、日本語の「~している」(動作の継続)となる。 cook(料理する), dream(夢を見る), drink(飲む), drive(ドライブする), eat(食べる), fly(飛ぶ), grow(成長する), play(遊ぶ), rain(雨が降る), read(読む), run(走る), seek(さがす), sing(歌う), sit(座る), sleep(眠る), snore(いびきをかく), snow(雪が降る), speak(話す), stay(滞在する), study(勉強する), swim(泳ぐ), talk(話す), teach(教える), travel(旅行する), wait(待つ), walk(歩く), watch(見る), wear(着る), work(働く), write(書く), etc. Nancy is cooking dinner. ナンシーは夕食を作っている。(継続) The boy is eating sandwiches. 少年はサンドイッチを食べている。(継続) The airplane was flying south. 飛行機は南へ飛んでいた。(継続) The children were playing hide-and-seek. 子供たちはかくれんぼうをして遊んでいた。(継続) He is traveling in Africa. 彼はアフリカを旅行している。(継続) She was watching television. 彼女はテレビを見ていた。(継続) 現実のものごと(動作・状態)はすべて、時の流れの中で生じ、始め(始点)と終わり(終点)がある。永久に終わらないものなど、この世に存在しない。現実のものごとにはすべて、始点と終点がある。しかし、人間がものごとをことば(動詞)で表現する際、終点に着目して表現する場合と、終点にはまったく無頓着に表現する場合の2通りがある。「終点がある」「終点がない」は動詞が決定するが、私たちがこのことを日常生活で意識することはない。だから、「終点のある動詞」「終点のない動詞」と言われてもピンとこない。 I know her. 「彼女を知っている」は状態を表す。終点がない。(状態動詞) I drank tea. 「飲む」は動作そのものに注目する。終点がない。(継続動詞) She winked. 「ウインクする」は一瞬にして終わる。終点がある。(瞬間動詞の反復型) He became a doctor. 「なる」は終わりに注目する。終点がある。(瞬間動詞の接近型) しかし無意識のうちに、「終点がある」はものごとを点(時点)としてとらえ、「終点がない」はものごとを線(時間)としてとらえている。切れ目のない連続した時の流れの中で生ずる現実のものごとは、人間の見地から、人間にとって有意義と思われる仕方で、虚構の解釈(=点と線)を与えて描写する。これ以外に表現する手立てがないのかもしれない。いずれにしろ、私たちはものごとを点(時点)とみるか、線(時間)とみるか、つまり、点(瞬間動詞)か、線(継続動詞)か、いずれかを無意識のうちに選択しているのである。 私は1時間 車を運転し、1時にそこに到着した。 I drove my car for an hour, and arrived there at 1:00. 「運転する」は継続動詞で、「到着する」は瞬間動詞である。継続動詞「運転する」は時間(期間)を示す語句「1時間」を伴い、瞬間動詞「到着する」は時点示す語句「1時に」を従えている。点と線の論理が表現をまとめる。瞬間動詞が時間を示す語句と共起することはない。たとえば、「*私は 1時間到着した」とは言えない。逆に、継続動詞がそのままの形で時点と共起することはない。「*1時に運転した」と聞けば、私たちは無意識のうちに、「1時頃、運転した」と「1時」を「1時頃」と線に解釈しているはずである。
状態動詞 その3状態動詞を「~するようになる」と表現するには 松野町夫 (翻訳家) 人間は目や耳、鼻、舌、皮膚などの感覚器官を通して対象を理解し、それに一喜一憂する。状態動詞は、こうした五感(see, hear, smell, taste, feel)や、人間の本能的・原始的な認知能力(believe, think, understand, know)、それに伴う感情(like, love, hate, want)に関連する動詞が多い。 like, love, dislike, hate, know, believe, think, realize, regard, hear, be, haveなど、特定の状態動詞を「~するようになる」と表現するには、come, get, beginを使用する(come, get, begin + to 不定詞)。たとえば、like(好きである)を「好きになる」と言いたい場合、以下のように表現する。 come to like → 好きになる get to like → 好きになる begin to like → 好きになり始める → (「好きになる」に近い) Come:I came to like the job. 私はその仕事が好きになった。 I’ve come to like this painting. 私はこの絵が好きになっている。 In time she came to love him. やがて彼女は彼を愛するようになった。 You’ll come to love what you used to hate. それまで嫌いだったものが好きになる。 I had come to see the problem in a new light. 新しい見方でその問題をみるようになった。 I’ve come to believe in God. 私は神を信じるようになっている。 I came to believe that no one would help me. 誰も自分を助けてくれないと思うようになった。 How did you come to know him? どうして彼を知るようになったのですか。 I came to realize that he didn't love me. 彼は私を愛していないと気づいた。 How did you come to hear of it? どういうわけで君がそのことを知っているのか。 How did she come to be there? なぜ彼女はそこにいるようになったのですか。 = Why was she there? なぜ彼女はそこにいたのですか。 How did you come to have such an idea? どうしてそのような考えを持つようになったのですか。 = What caused you to have such an idea? (cf. How did you come to be working here? どうしてここで働くようになったの?) The design came to be known as the Oriental style. そのデザインは東洋様式として知られるようになった。 She said it so many times that she came to believe it. それを何度も言っているうちに、彼女はそれを信じ込むようになった。 She had come to regard him as one of her few real friends. 彼女は彼を数少ない親友の一人として思うようになっていた。 I didn't like him at first, but I eventually came to regard him as a friend. 最初は彼を好きではなかったが、最終的には彼を友人としてみるようになった。 I came to know her when she started work for the same company I did. 私が彼女を知るようになったのは、彼女が私と同じ会社で働き始めてからです。 Get:I got to like her. 彼女のことが好きになった。 You will soon get to like it. じきにそれが好きになるでしょう。 I got to know her. 彼女のことがもっとわかってきた。 Once you get to know him, you will like him. 彼のことがもっとわかってくれば好きになりますよ。 How did you get to know her? どのように彼女と知り合いましたか。 His drinking is getting to be a problem. 彼の飲酒は問題となってきている。 She’s getting to be an old lady now. 彼女は今や年配のご婦人になってきています。 After a time you get to realize that these things don’t matter. そのうちに、こうしたことはたいしたことではないとわかるようになる。 How do these people get to be the bosses of major companies? ここにいる人はどうすれば大会社の社長になれますか? As you get to know the city, I'm sure you'll like it better. この町がわかってくれば、きっと、もっと好きになりますよ。 Begin:I'm beginning to like you. 君のことが好きになってきた。 I'm beginning to love you more. 君のことがもっと好きになってきた。 I'm beginning to like you less, because I’m starting to love you more. 君を好きではなくなってきた。だって君をもっと愛するようになっているのだから。 I'm beginning to remember it. だんだん思い出しかけてきた。 I was beginning to think you’d never come. 君はもう来ないのではないかと思い始めていたよ。 She began to feel dizzy soon after the accident. 事故の直後、彼女はめまいがし始めた。 I'm beginning to think the oversight was intentional. あれはわざと見落としたのではないかと、私は思うようになった(思い始めている)。 The weight loss began to look more serious. 減量はさらに深刻にみえてきた。 I began to realize I had been wrong. 自分がまちがっていたと私は実感するようになった。 Now we were beginning to feel excited. そのとき私たちは興奮し始めていた。 Become: 「~になる」と言いたいとき、私たちは become を連想しがちだが、残念ながら状態動詞と共に使用することはできない。なぜなら、become の次に to 不定詞は来ないから。become の次に来るのは、以下のように、名詞、形容詞、形容詞化した過去分詞である。 He became a dentist. 彼は歯科医になった。 It has become much warmer. ずっと暖かくなった。 I became acquainted with her. 私は彼女と知り合いになった。 At last the truth became known to us. ようやく真相がわかってきた。 = At last we came to know the truth. (*At last we became to know the truth. はダメ) He became known as the world's greatest dancer. 彼は世界一のダンサーとして有名になった。 = He came to be known as the world's greatest dancer. The design became known as the Oriental style. そのデザインは東洋様式として有名になった。 = The design came to be known as the Oriental style.
状態動詞 その2状態動詞を進行形にできる場合 松野町夫 (翻訳家) 状態動詞にはたいてい複数の意味がある。その意味すべてが状態を表すとはかぎらない。状態を表すときは進行形にできないが、意味により動作を表すこともあり、そのときは当然、進行形にできる。状態動詞を進行形にできるのは、次の 3つのケースである。 1. あきらかに動作を表す場合 2. その場の一時的な状態を表す場合 3. 状態が移りゆくこと(推移)を表す場合 ■あきらかに動作を表す場合 Appear: He appears (to be) rich. 彼は金持ちに見える。(appear = seem) He is appearing on television. 彼はテレビに出演している。 (appear =「出演する」は動作。appear =「見える」は状態。*He is appearing rich. はダメ) Look: She looks younger than her age. 彼女は年よりも若く見える。(look = appear) Are you still looking for a job? まだ仕事を探していますか? (look for =「さがす」は動作。look =「見える」は状態。*She’s looking younger than ... はダメ) Feel: This feels like silk. これはシルクのような肌ざわりです。(feel = be) How do you feel about this proposal? この提案についてどう思いますか。(feel = think) = what do you think of this proposal? The interview only took ten minutes, but it felt like hours. 面接はほんの10分間だったが、数時間のように思えた。 The doctor is feeling her pulse. 医者は彼女の脈をとっている。(feel = check) (feel =「脈をとる」は動作。feel =「肌ざわりがする、思う」は状態。*This is feeling like silk. ダメ) Measure: What are you doing with the tape measure? 巻尺で何をしてるの? I am measuring my notebook computer. It measures 38 by 25 cm. ノートブック・コンピュータのサイズを測っている。サイズは 38 x 25 cm だ。 (measure =「はかる」は動作。measure =「寸法がある」は状態。*It is measuring 38 ... はダメ) See: I see what you mean. おっしゃること、わかります。(see = understand) I'm seeing Tom tomorrow. あす、トムに会います。(see = meet) (see =「会う」は動作。see =「わかる」は状態。*I'm seeing what you mean. はダメ) Think: I think you are right. 君は正しいと思う。(think = have an opinion) I'm thinking about our future. 私たちの将来について考えている。(think = consider) (think =「考える」は動作。think =「思う」は状態。*I'm thinking you’re right. はダメ) 日本語の「思う」と「考える」は似たような意味だが、ちがいはある。大野晋著『日本語練習帳』岩波新書(7ページ)によると、「思う」とは、ひとつのイメージが心の中にできあがっていて、それひとつが変わらずにあること。胸の中の二つあるいは三つを比較して、これかあれか、こうしてああしてと選択し構成するのが「考える」…とのことである。考える → かむがへる → か(事)・むかへる(向き合わせる) → 罪人の犯行(事実)と刑罰の条文とを突き合せて刑罰を決めるのが「考える」の最古の用法だったらしい。つまり、「思う」=「ひとつのイメージが心の中にできあがっていて、それひとつが変わらずにあること」(状態を表すので進行形にできない)。「考える」=「頭を使って事柄を検討すること」(動作を表すので進行形にできる)。 ■その場の一時的な状態を表す場合 Be 動詞: Be 動詞は状態動詞であるが、進行形にするとその場の一時的な状態を表すようになる。 She is kind. 彼女は親切だ。(恒常的) She is being kind. 彼女は親切にふるまっている。(一時的) = She is behaving kindly at the moment. You are being crazy. 君はばかなことを言っている(している)。 = You are being stupid. He is being bossy again. あいつ、また威張り散らしているね。 Sorry, am I being bored? ごめん、退屈なこと言ってるかい? My husband is being very nice to me these days. I wonder why. このところ、ウチの人、私にとても優しいのよ。どうしたのかしら? I can’t understand why he’s being so selfish. He isn’t usually like that. なぜ彼があんなにわがままにふるまっているのか、わからない。いつもはあんなではないのに。 Feel: feel が現在の感覚(その場の一時的な状態)を表すときは、単純形または進行形、どちらでもよい。 How do you feel? or How are you feeling? ご気分はいかがですか。 I feel much better. or I am feeling much better. だいぶよくなりました。 Do you feel okay? or Are you feeling okay? 大丈夫ですか。 I feel comfortable. or I am feeling comfortable. 快適です。 Like: like は通常、進行形にしないが, 現在の感情(その場の一時的な状態)を表すときは進行形も可能。しかし進行形にしなくてもよい。また、like を enjoy(楽しむ)に置き換えることもできる。 Are you liking this trip? この旅行はお気に召しましたか。 = Do you like this trip? or Are you enjoying this trip? A: How’s your new job? 新しい仕事はどうですか。 B: Well, at the moment, I'm not liking it at all. うーん、現時点ではまったく好きではありません。= Well, at the moment, I don't like it at all. or I'm not enjoying it at all. Regret: We regret to inform you that your application has been turned down. 遺憾ながら貴下のご出願は受理されませんでした。(regret = be sorry, 「遺憾に思う」は状態) I'm regretting my decision to give him the job. その仕事を彼に任せたことを後悔している。 → 現在の感情を表す ■状態が移りゆくこと(推移)を表す場合 比較級の副詞(more, less, better)が推移を表しているので進行形にしないときもある。 Love: Everyday I'm loving you less and less. 日を追うごとに君を愛せなくなっている。 = Everyday I love you less and less. Resemble: Tom resembles his father. トムは父親に似ている。(resemble = look like, 「似ている」は状態) He is resembling his father more and more these days. 彼は最近ますます父親に似てきている。 Understand: I'm understanding English a lot better now. 英語がだいぶよくわかってきた。 = I understand English a lot better now.
状態動詞 その1状態動詞は進行形にできない 松野町夫 (翻訳家) 英語の動詞は動作動詞と状態動詞の2種類に分類できる。おもに動作を表す動詞を「動作動詞」と呼び、おもに状態を表す動詞を「状態動詞」と呼ぶ。このちがいを識別するのは重要だ。動作動詞は進行形(be + ~ing)にすることができ、進行形にすると、その動作の継続・反復など(一時的な)状態を表すようになる。状態動詞は通常、進行形にできない。というか、もともと状態を表しているので進行形にする必要がない。 ■動作動詞 (action verbs, or dynamic verbs) come, die, drink, drive, eat, get, go, listen, read, say, speak, talk, work, write, etc. I am drinking coffee. 私はコーヒーを飲んでいる。 動作動詞は進行形にすることができる。 ■状態動詞 (state verbs, or stative verbs) 人間は目や耳、鼻、舌、皮膚などの感覚器官を通して対象を理解し、それに一喜一憂する。状態動詞は、こうした五感(see, hear, smell, taste, feel)や、人間の本能的・原始的な認知能力(believe, think, understand, know)、それに伴う感情(like, love, hate, want)に関連する動詞が多い。 I believe you. 君(の言うこと)を信じている。(状態) 状態動詞は進行形にできない。*I am believing you. とは言わない。 I like you. 僕は君が好きだ。(*I’m liking you. とは言わない。以下、同様) I want you. 君がほしい。 I need your help. 君の助けが必要だ。 I love you. 君を愛している。 I know you well. 僕は君をよく知っている。 I understand you. 僕は君のことがわかっている。 What do you think of me? 僕のこと、君はどう思う? The price for the hotel includes breakfast. ホテル代には朝食が含まれている。 This drink doesn’t contain any alcohol. このドリンクにはアルコールは入っていない。 Do you have any money with you? お金の持ち合わせはありますか。 Do you own your house or do you rent it? お宅は持ち家ですか、それとも賃貸ですか。 He belongs to a golf club. 彼はゴルフクラブの会員です。 AKB 48 consisted of 57 girls. 「AKB48」は57人の女性で構成されていた。 The whale measures 20 meters in length. くじらは長さが20メートルあった。 英語は状態と動作の動詞を区別する。日本語にこの区別はない。日本語では動詞は、おもに動作を表し、「状態を表す動詞」という概念は私たちにはピンとこない。「状態を表す品詞」と言えば、私たちはまず、日本語の形容詞や形容動詞を連想する。実際、英語の状態動詞の和訳を注意深く観察すると、「ほしい」は形容詞、「好きだ」「必要だ」は形容動詞であることに気づく。また、英語の love, know, understand, have に対して、日本語の「愛する」「知る」「わかる」「持つ」は、いずれも動作を表すので、「愛している」「知っている」「わかっている」「持っている」など、動作が進行中の状態を表す「…ている」を付け加えているのがわかる。 動作動詞と状態動詞の数を比較すると、動作動詞の方がはるかに多い。ここでは、少数グループである状態動詞を詳しくリストアップする。状態動詞は通常、進行形にしない。とくに太字で示した状態動詞は、進行形にすることはめったにない。 状態動詞の一覧:(アルファベット順) acknowledge, admire, agree, appear, appreciate, assume, astonish, attract, be, believe, belong, concern, conclude, consist, constitute, contain, cost, depend, deserve, desire, differ, disagree, dislike, doubt, equal, exist, feel, find, fit, hate, have, hear, hope, imagine, impress, include, involve, know, lack, like, look, love, matter, mean, measure, mind, need, notice, owe, own, please, possess, prefer, promise, realize, recognize, regard, regret, remain, remember, resemble, respect, satisfy, see, seem, smell, sound, suppose, surprise, taste, tend, think, understand, value, want, weigh, wish, etc. 暗記しやすいように、2つのキーワード、perception(知覚)と relation(関係)で状態動詞を分類する。 ■perception(知覚)とは、人間の目、耳、鼻、舌、皮膚などの感覚器官を通して、対象を「完全に(per)つかむ(cept)」こと。いわば、人間の本能的・原始的な認知能力であり、当然、感情を伴う。 五感(see, hear, smell, taste, feel, sound); 認知(acknowledge, know, understand, think, suppose, believe, doubt, assume, mean, imagine, find, notice, realize, recognize, regard, conclude, agree, disagree, promise, remember, be, seem, appear, look, equal, exist, remain, resemble, deserve, differ, fit, depend, tend, concern, matter); 感情(like, prefer, love, hate, dislike, admire, respect, value, want, wish, desire, hope, regret, need, lack, mind, appreciate, attract, satisfy, impress, please, surprise, astonish) ■relation(関係)とは、構成、所有、属性など、モノとモノとの関係を示す。 構成(consist, constitute, contain, involve, include); 所有(have, possess, own, owe, belong); 属性(measure, weigh, cost) 状態動詞は通常、進行形にしない。しかし動詞には複数の意味があり、状態動詞のなかには意味によって動作を表すこともあり、その場合は当然、進行形にできる。これでは少しややこしい。そこで、めったに進行形にしない状態動詞を「純粋状態動詞」と呼んで区別することを提案したい。 純粋状態動詞 (pure stative verbs) → めったに進行形にしない agree, believe, belong, conclude, consist, constitute, contain, desire, differ, doubt, equal, include, know, mean, notice, owe, own, possess, prefer, seem. 逆に、上記以外の状態動詞 (feel, look, have, smell, taste, think, etc.) は、状態を表すときは進行形にしないが、動作を表すときは進行形もありうる。たとえば、I have a pen. を I'm having a pen. と言うことはないが、I'm having a shower. (= I'm taking a shower.) はOK。この場合、have は「手に持っている」という状態ではなく、動作を表す take の意味。I'm having lunch. (= I'm eating lunch.) もOK。この場合、haveは状態ではなく、動作を表すeat の意味。同様に、 Look: She looks younger than her age. 彼女は年よりも若く見える。 Are you still looking for a job? まだ仕事を探していますか? (look for =「さがす」は動作。look =「見える」は状態。*She is looking younger than ... はダメ) Smell: A: What are you smelling? 何をかいでいるの? B: I'm smelling the flower. It smells sweet. 花をかいでいるのさ。甘いかおりがする。 (smell =「かぐ」は動作。smell =「においがする」は状態。*It is smelling sweet. はダメ) Taste: A: What are you doing? 何をしているの? B: I'm tasting the soup. It tastes good. スープを味見している。いい味がする。 (taste =「味見する」は動作。taste =「味がする」は状態。*It is tasting good. はダメ)
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