IE9ピン留め
固有名詞と定冠詞(その1)
固有名詞と定冠詞(その1)
固有名詞にthe をつける場合とつけない場合

松野町夫 (翻訳家)

人名・地名・社名など固有名詞には定冠詞(the)をつけない。これは誰でもわかる。たとえば、
Tom, Mary, Tokyo, Osaka, Los Angeles, New York, Microsoft, Sony, Sharp

問題は複合語の固有名詞の場合だ。東京駅、羽田空港、東京タワー、東京スカイツリー、帝国ホテル、日比谷公園、日比谷通り、東京ディズニーランド、東京ディズニーシー、上野動物園、レインボーブリッジなどの場合、the をつけるのかつけないのか迷うことがある。

東京(地名)+駅(普通名詞) = 東京駅(複合語の固有名詞)

固有名詞にthe をつけるつけないは、おおざっぱに 3つのグループに大別できる。

1. the をつけない: 人名・地名・社名・国・山・湖・駅・空港・学校・公園・広場・通り・小湾(bay)
2. the をつける: 大洋・海・海峡・湾(gulf)・川・運河・砂漠・砂丘・ホテル・美術館・劇場・タワー
3. どちらでもよい: 橋・動物園・植物園・水族館

東京駅の場合、駅名には the をつけないので Tokyo Station が正解。 the Tokyo Station はまちがい。羽田空港も Haneda Airport が正解で the Haneda Airport はまちがい。しかし、東京タワー、東京スカイツリー、帝国ホテルなどほとんどの建築物には the をつけて、the Tokyo Tower, the Tokyo Sky Tree, the Imperial Hotel となる。

公園や通り(道路名)にはthe をつけない。日比谷公園、日比谷通りは Hibiya Park, Hibiya Street となる。東京ディズニーランド、東京ディズニーシーもテーマパーク(公園の一種)なので the をつけずに Tokyo Disneyland, Tokyo DisneySea が正解。

しかしなかには、the をつけるのかつけないのか明確でないものもある。たとえば動物園。イギリスのブリストル動物園(Bristol Zoo)やロンドン動物園(London Zoo)には、the がつかないが、米国の動物園にはたいてい the がつく。例: the Los Angeles Zoo, the San Diego Zoo, the Houston Zoo, the Philadelphia Zoo。日本の動物園には the をつけないものが多い。
上野動物園 → Ueno Zoo; 多摩動物園 → Tama Zoo

橋は the をつけないものが多い。例: London Bridge, Bay Bridge (San Francisco-Oakland Bay Bridge), Rainbow Bridge, Stamford Bridge, Marco Polo Bridge (Lugou Qiao, 蘆溝橋), Clifton Suspension Bridge。しかし、the Golden Gate Bridge, the Tower Bridge (Thames 川にかかる可動橋) には the がつく。日本のレインボーブリッジに the つけるのかどうか迷うところだが、ここでは米国 Utah 州南部にある石橋 Rainbow Bridge は無冠詞なのでそれにならった。

横浜ベイブリッジ → Yokohama Bay Bridge
レインボーブリッジ(東京都港区の芝浦とお台場を結ぶ吊り橋) → Rainbow Bridge

自信のないときは辞書や英文法書、英米のウェブサイトなどで調べるのが一番確実だと思うが、そうした手間をできるだけ省くために、固有名詞にthe をつける場合とつけない場合のおおまかな規則(原則)を検討してみたい。

原則 1
名詞 + 名前または数字の形式では the をつけない。たとえば、
Mount Everest, Mount Palomar, Mount Kilimanjaro, Mount Fuji
Lake Michigan, Lake Superior, Lake Erie, Lake Huron, Lake Ontario
Port Jefferson, Port Canaveral, Port Arthur
(cf. the Port of Miami, the Port of South Louisiana, the Louisiana Offshore Oil Port)
Hotel Ambassador, Hotel New Otani, Hotel Okura
(cf. the Sheraton Hotel, the Holiday Inn, the Imperial Hotel)
Zoo Atlanta
(cf. the Los Angeles Zoo, the San Diego Zoo, the Houston Zoo)
Colorado State Highway 21, U.S. Route 20 (US 20), Liberal 21
(cf. the Chicago Skyway, the Stevenson Expressway, the Elgin Bypass)

原則 2
名詞 + of の形式では the をつける。たとえば、
the Bank of England, the Tower of London, the Great Wall of China (万里の長城),
Tokyo University (東京大学) → the University of Tokyo
Tokyo Bay (東京湾) → the Bay of Tokyo
Port Yokohama (横浜港) → the Port of Yokohama
Port Kobe (神戸港) → the Port of Kobe

原則 3
名前が複数のときには the をつける。たとえば、
人 → the Johnsons (= the Johnson family), the Suzukis (鈴木家の人々)
国 → the Netherlands (オランダ), the Philippines (フィリピン)
島 → the Galapagos Islands (ガラパゴス諸島), the Ogasawara Islands (小笠原諸島)
山 → the Alps, the Andes, the Rocky Mountains or the Rockies (ロッキー山脈)
陸 → the Americas (南北アメリカ) = North America and South America
# by LanguageSquare | 2012-01-28 13:31 | 名詞 | Trackback | Comments(0)
現在時制(present tense)
現在時制(present tense)
I do は現在のことばかりでなく、過去および未来を含む

松野町夫 (翻訳家)

現在時制は現在の動作や状態を示す。しかし今、現在のことばかりではない。今の一時的な状態を示す場合もあるが、たいてい、現在を中心に過去および未来を含む幅広い時間における動作・状態を示す場合が多い。例: Water boils at 100 degrees Celsius. (水は100℃で沸騰する)

■現在の状態を表す(現在の一時的な状態)
I feel very sleepy. とても眠い。
Oh, I'm hungry. When's dinner? あー、おなかがすいた。夕食は何時なの?
I'm very glad to meet you. あなたにお会いできてとてもうれしい。

■現在の状態を表す(現在を中心に過去および未来を含む)
Where do you come from? I come from Japan. ご出身は?日本です。
= Where are you from? I’m from Japan.
He isn’t lazy at all. He always works hard. 彼は怠け者じゃない。いつもよく働く。
She is very hard-working and reliable. 彼女は働き者でしっかりしている。
What do you do? I’m a translator. I work from home. お仕事は?自宅で翻訳しています。
What does she do for a living? [=what is her job?] 彼女の職業は?
She's a lawyer. I'm not sure what her husband does.
弁護士です。ご主人の仕事はわかりません。
He speaks Chinese. 彼は中国語を話す。(今、話しているのではない)
= he can speak Chinese. 彼は中国語を話すことができる。

■現在の習慣・慣習や反復的なできごとを表す
We live in an apartment. 私たちはアパートに住んでいる。
The first train starts at 4:30. 始発電車は4時30分に出る。
I usually get up at seven. 私はたいてい7時に起きる。
I check my email first thing every morning. 私は朝一番にメールをチェックする。
The coffee shop opens at eight in the morning. その喫茶店は朝の8時に開店する。
I always get hungry in the afternoon. 私は昼間、いつもおなかがすく。
The Olympic Games take place every four years. オリンピックは4年ごとに開催される。

■一般的な真理や事実を表す
The earth goes around the sun. 地球は太陽のまわりを回る。
Water boils at 100 degrees Celsius. 水は100℃で沸騰する。

■未来時制を代用する
複文の場合、主節が現在または未来時制のとき、if, when, while, after, before, as soon as, till or until などの接続詞に導かれる従属節では、未来のことでも現在時制を使用する(従属節には単純未来のwill は使用しない)。
I want to play tennis tomorrow if the weather is nice. 天気がよければ、明日、テニスをしたい。
I’ll call you on your cellphone when I get home. 帰宅したら君の携帯に電話します。
If anybody calls while I am out, can you take a message?
外出中に電話があったら、メモをとっておいてください。
Let’s go to the movies after we have dinner. 夕食を食べてから映画を見よう。
I want to see her before she goes out. 彼女が外出する前に会っておきたい。
I’ll email you about the meeting as soon as I check into the hotel.
ミーティングについてはホテルにチェックインしたらすぐに君にメールします。
Wait until (it gets) dark. 暗くなるまで待って。Wait Until Dark はオードリー・ヘプバーン主演の映画。

注記: 「帰宅したら」「電話があったら」「食べてから」「チェックインしたら」など、未来のことなのに、日本語では「~した」が使用される。日本語に時制はない。英語の時制を考えるときは、時間軸を利用して考えることをお奨めしたい。日本語の動詞の活用から類推するのは危険。たとえば、

(外出の際)財布、持った?
Do you have a wallet? (not did you have a wallet?)

(相手の理解を確認する)わかった?
Do you understand? (not did you understand?)

(空腹かどうかを尋ねる)おなか、すいた?
Are you hungry? (not were you hungry?)

(相手の行く先を尋ねる)どこへ行くの?
Where are you going? (not where do you go?)

(レストランで友人に)何を食べる?
What will you have? (not what do you have?)
or What would you like to eat?
# by LanguageSquare | 2012-01-20 18:37 | 時制 | Trackback | Comments(0)
時制とは何か?(その3)
時制とは何か?(その3)
時間は今を基点として分類する

松野町夫 (翻訳家)

時間(time)は過去・現在・未来と連続して永久に流れていく。流れは一瞬たりとも停止することはない。切れ目のない連続した時間という概念は、このままでは得体の知れない まか不思議な世界でどうにも手のつけようがない。しかし時間は、今を基点としてそれ以前を過去、それ以降を未来と区別したとたん、私たちは混沌の世界からいっきに解放され、安心安全の境地に到達でき、心おだやかに ものごとの発生した時をわかりやすく正確に表現できるようになる。

ある事柄がいつ起こったかまたは起こるか、つまり時を示すのに英語では now(今)を基点として、それ以前を past(過去)、それ以降を future(未来)と区別する。

では now(今)とは何か?それは話し手が「話しているとき」(発話時点)である。
now = at the time of speaking (= point of speech)。

present = now
past = before now
future = after now

時制はできごとがいつ起こったのか、動詞を語形変化させて時を示すものだが、アスペクトはその動作の様態を示すものである。英語には、完了相と進行相の2つのアスペクトがある。

完了相 → have + 過去分詞
進行相 → be + 現在分詞(ing)

時制(過去・現在・未来)とアスペクト(完了相、進行相)を組み合わせると、12種類の組み合わせ(構文)ができる。これを時制の時間軸(tense timeline)で図示すると以下のようになる。

【画像はクリックすると拡大します】

時制という概念は日本語にないので、日本人には理解しがたいところがある。日本語の動詞は活用するので日本語にも時制があると誤解している人は多い。私も昔、そう思っていた。日本語の動詞には過去形や現在形、未来形があると信じていた。たとえば、「私は~する」は現在形、「私は~した」は過去形、「私は~するでしょう」は未来形と。しかし日本語の「~した」「~する」は完了・未完了を示す語で、過去・現在という時制を示すものではない。日本語に時制はない。

英語の時制を考えるときは、時間軸を利用して考えることをお奨めしたい。日本語の動詞の活用から類推するのは危険、袋小路に落ち込む場合がある。英語の時制は、今現在、つまり話者の発話の時点 (at the time of speaking) を基準に、実に単純明快に構成されている。時制は時間軸を利用するとわかりやすい。

なお、この時間軸には I will do (1) と I am going to do (~するつもり)という日本人がまちがいやすい構文をあえて追加した(この2つを除くと、12種の構文となる)。ちなみにこの時間軸の画像は、エクセルで描画し、通常のプリンタの代わりにCubePDFを使用して印刷し、PDF化した画像をCubePDF付属のスナップショットカメラで撮影(コピー)し、ペイントに貼り付け jpg 形式で保存し、ウェブページにアップロードした。
# by LanguageSquare | 2012-01-10 20:03 | 時制 | Trackback | Comments(0)
時制とは何か?(その2)
時制とは何か?(その2)
日本語に時制はない

松野町夫 (翻訳家)

時間(time)は万国共通の普遍的な概念であるが、時を示す表現方法は言語により異なる。ある事柄がいつ起こったかまたは起こるか、時を示すのに英語では動詞を変化させて過去・現在を表現する。これが時制(テンス)だ。英語には現在と過去の2つの時制しかない(例: do → did)。

日本語の動詞は活用するので日本語にも時制があると誤解しそうだ。「~する」は現在、「~した」は過去と信じている人が多い。しかし、これは表面的にそう見えるだけにすぎない。小説やショートショートなどを注意深く読むと、そうでないことはすぐにわかる。日本語の「~した」「~する」は完了・未完了を示す語で、過去・現在という時制を示すものではない。

ためしに、「~する」を現在形、「~した」を過去形と仮定して、たとえば、星新一著『ノックの音が』 新潮文庫の53ページ「金色のピン」を検証してみよう。

ノックの音がした。
夏の夜の八時ごろ。だが、そう暑くはない。なぜなら、ここは高原地方にあるホテルの一室なのだから。晴れた昼間であれば、窓のそとに広がるゴルフ場や、そのむこうの白樺の林や、さらに遠くの山々を眺めることができる。しかし、いまは夜であり、霧が出たらしく、そとには静かな暗さしかただよっていない。しめた窓ガラスの外側には、光を慕って集まってきた昆虫たちが、点々ととまっている。

「ノックの音がした」は、あきらかに過去の話である。ではつぎの、「夏の夜の八時ごろ」はどうだろうか。この文にはそもそも動詞がないので時制は示されていない。しかし、日本人ならこれは過去の話だとすぐにわかる。つぎに「だが、そう暑くはない」は、意味としては過去の話であるが、ことばでは「~しない」という現在形が使用されている。以下、「~の一室なのだから」、「~を眺めることができる」、「ただよっていない」、「点々ととまっている」という具合に、過去の話なのに、すべて現在形が使用されている。

日本語では、過去の話なのに現在形を使用したり、過去形と現在形が混在したりするのはよくあることだ。これが英語の場合、過去の話であれば、動詞や助動詞はすべて過去形を使用する必要がある。
以下に、『ノックの音が』の翻訳版、訳者スタンレー・H・ジョーンズ(Stanleigh H. Jones) “There was a knock” 講談社英語文庫の48ページ “The Gold Pin” から引用する。

There was a knock.
It was about eight o’clock on a warm summer evening in a room at a hotel in the mountains.
Had there been any light, one could have seen the golf course outside, with the birch trees beyond and the mountains in the distance. But night had fallen, a mist had come up, and everything was still and dark. The windows was closed, and insects, attracted by the light, clung motionless to the panes.

上記の太字の部分 was, Had, could, had, clung などの動詞や助動詞はすべて過去形である。これを現在形の is, Has, has, can, cling に変更することはできない。

Had there been any light, one could have seen the golf course outside.
= If there had been any light, one could have seen the golf course outside.
(明かりがあったら、そとのゴルフ場が見えたのだが。)

これは仮定法過去完了の英文である。仮定法過去完了は過去の事実に反することを述べるときに使用する。当然、時制は過去である。過去完了は過去時制と完了相を組み合わせたもの。

But night had fallen.
(しかし夜になっていた。)

これは(直説法の)過去完了の英文である。過去完了(past perfect)は過去のある時点を基準としてそれ以前の時を表す。別名、大過去(pluperfect)とか、「過去の過去」などと呼ばれているが、その本質は過去時制と完了相を組み合わせたものにすぎない。つまり時制は過去、アスペクト(相)は完了相。
英語には時制は現在と過去の2つ、アスペクト(相)は完了相と進行相の2つしかないが、これらを組み合わせることで、たとえば、現在完了、過去完了、現在進行形、過去進行形など、合計8種類(未来時制を認めれば12種類)の組み合わせができる。

いずれにしろ、英語では「過去の話には過去形を使用する」は原則である。英語の時制は単純明快だ。では例文をもうひとつ(同書「和解の神」64ページから抜粋する)。

部屋のなかには、ひとりの男が落ち着かぬようすですわっていた。そとを眺めようともせず、腕時計ばかり気にしている。机の上の灰皿には、まだ長いタバコの吸殻が、すでに何本もたまっている

A man was sitting in the room, looking ill at ease. He seemed uninterested in the view and kept on glancing nervously at his wristwatch. The ashtray on the table was filled with half-smoked cigarettes.

これも過去の話なのに、日本語では「いた」「いる」「いる」と過去形と現在形が混在しているが、まったく違和感はない。もちろん、NHKスペシャルのナレーションみたいに、これをすべて「いた」に変更することもできる。しかしそれだと単調で日本語としてのすわりが悪くなる。

英語では was, seemed, kept, was とすべて過去時制で統一されている。これを現在時制の is, seem(s), keep(s), is に変更することはできない。

英語では過去の話には過去形を使用するのが原則。しかし原則には例外がつきものだ。
ストーリージョークなどを話すときには、英語でも現在形を使うことはよくある。(もちろん過去形でも一向にかまわないが)。たとえば、

A teacher asks her class, “Children, what part of the human body expands twelve times when it is stimulated.” Susie, in the front row, starts giggling and laughing, trying to cover her mouth with her hand...

(先生が生徒に質問する。「みなさん、人間の身体の一部で、刺激すると12倍にふくらむのは何でしょう?」。最前列に座っているスージーがくすくす笑い始め、手で口をおおうしぐさをする…)

物語や小話などでも、過去の話なのに、そのできごとを強調するために、現在時制を使用する場合もある。過去形を使用すべきところに現在形が使用されるのでなにか異様な感じがし、それが結果的にできごとを強調するという仕組みだ。たとえば、

I was sitting in the park, reading a newspaper, when all of a sudden this dog jumps at me.
(直訳: 公園に座って新聞を読んでいたら、突然、この犬が私に飛びかかってくる。)

注記: この技法は日本語ではまったく効果を発揮しない。むしろ、「この犬が私に飛びかかってきた」の方が迫力がある。

また、新聞の見出しなどでも過去の話なのに現在形を使用する。これは今おきている事件という印象を与えて読者の注目を引くためであり、日本の新聞でも同様だ。しかし、こうした例はあくまでも例外であり、原則はやはり、英語では過去の話には過去形を使用する、と考えてまちがいない。
# by LanguageSquare | 2012-01-05 09:51 | 時制 | Trackback | Comments(0)
時制とは何か?(その1)
時制とは何か?(その1)
時制(tense)とアスペクト(aspect)

松野町夫 (翻訳家)

時制を考える前に、まず、日本語の時間に関係する用語を検討したい。

時(とき)=過去・現在・未来と連続して永久に流れていく現象。用例: 時は流れる。
時間=時の2点間の長さ。ある時刻と他の時刻との間。用例: 出発まで時間がない。
時刻=時の経過のうちの特定の一瞬。きまった時。時点。用例: 発車時刻

しかし、現代日本語では「時刻」の使用頻度は低下傾向にある。本来、「発車時刻」というべきなのに「発車時間」という人が多い。また、時刻を記載した「時刻表」」も「時間表」とか「タイムテーブル」とかいう人が増えた。「とき」「時間」「時刻」という3つの類義語は、「時間」というひとつの用語に収束されつつあるようだ。

おそらくこうした傾向の背景には、哲学や物理で「時間」という用語が採用され定着していることや、外来語「タイム」の影響もあるのかもしれない。タイム=時間。ちなみに英語では、「とき」「時間」「時刻」を一括して time という。たとえば、

は流れる。 → Time passes.
出発まで時間がない。 → We have no time before departure.
発車時刻 → departure time
今、何ですか? → What time is it? or What’s the time?

注記:ただし特定の時間帯は hour を使用する。
例:朝のラッシュ時間(the morning rush hour)、勤務時間(office [or business] hours)など。

「とき」はやまとことば。「時間」や「時刻」は漢語である。やまとことばは日本語の根幹を支える基礎語なので、たとえ学術用語として採用されなかったとしても、そうやすやすと消え去ることはない。とくに、「とき」のような基本語の場合は。「子供の時に」、「またよい時もあるさ」、「時と場合によっては」、「時の人として脚光を浴びる」、「別れの時が来た」、「時のたつのを忘れて」、「ドアをあけたとき大声がした」など、やまとことばの「とき」は、私たちの心の奥底に根づいている。

時間(time)は万国共通の普遍的な概念である。時を認識する能力は人間だけでなく、おそらくすべての生物が共有する普遍的なものかもしれない。認識に程度の差はあるにしても…。たとえば、忠犬ハチ公は、主人はすでに亡くなったというのに、夕方になるといつも渋谷駅前に出かけ、主人の帰りを待ち続けたという。これは、少なくとも朝・昼・夕方・夜というおおまかな時を認識する能力が犬にあることをうかがわせる。

時制とは何か?

時(とき)と時制は異なる。
時(time)は、万国共通の普遍的な概念だが、時制(tense)は、英語などヨーロッパ語において、動詞を変化させて過去・現在・未来など時を示す文法形式である。ある事柄がいつ起こったかまたは起こるか、つまり時を示すのに動詞を変化させるのが時制(テンス)であり、英語では時制を使用して時を示す。時を示す方法は時制だけが唯一の方法ではない。また、それがとくに優れているというわけでもない。中国語の動詞は変化しない。だから中国語に時制はない。時を示す方法は言語により異なる。

英語には現在と過去の2つの時制しかない。たとえば、check を例にとると、check - checked.

彼はメールをチェックする(した)。
He checks his email. (現在時制)
He checked his email. (過去時制)

多くの動詞や助動詞も、たいてい現在と過去を示す2つの形しか持たない。動詞の語形変化から見るかぎり、英語には現在と過去の2つの時制しかない。実際、そのように主張する文法学者も大勢いるし、私もそうだと思う。しかし、意味から見れば、未来を示す形があった方が英語の学習に何かと便利である。そこで、伝統的にというか、便宜的にというか、動詞の前に助動詞の will をつけた形を未来時制として扱うのが通例となっている。

He will check his email. (未来時制)

英語には過去・現在・未来という3つの時制がある(ということにする)。

アスペクトとは何か?

アスペクト(aspect)とは、動詞の表す動作の様態を示す文法形式である。もっと具体的に言うと、動作が完了しているのかいないのか、継続しているのかいないのか、進行しているのかいないのかなど、その動作の様態のちがいを示す。それがアスペクト。日本語の訳語は「相(そう)」。aspect = 相。

aspect
[U, C] (grammar) the form of a verb that shows, for example, whether the action happens once or repeatedly, is completed or still continuing. (from OALD7)

時制とアスペクトは異なる。時制はできごとがいつ起こったのか、時を示すものだが、アスペクトはその動作の様態を示すものである。

英語には、完了相と進行相の2つのアスペクトがある。

完了相 → have + 過去分詞
進行相 → be + 現在分詞(ing)

たとえば、

He has checked his email. → 完了相 (現在時制)
He is checking his email. → 進行相 (現在時制)
*上記2つの文は、アスペクトの点ではそれぞれ完了相、進行相と対立しているが、時制はいずれも現在時制である。

He had checked his email. → 完了相 (過去時制)
He was checking his email. → 進行相 (過去時制)
*上記2つの文は、アスペクトの点ではそれぞれ完了相、進行相と対立しているが、時制はいずれも過去時制である。

He has been checking his email. → 完了進行相 (現在時制)
He had been checking his email. → 完了進行相 (過去時制)
*上記2つの文は、アスペクトの点ではいずれも完了進行相だが、時制は現在時制、過去時制と対立している。

時制とアスペクト(完了相、進行相)を組み合わせると、以下のように12種類の組み合わせができる。

時制(tense):
現在時制 → He checks his email.
過去時制 → He checked his email.
未来時制 → He will check his email.

完了相(perfective aspect):
現在完了形 → He has checked his email.
過去完了形 → He had checked his email.
未来完了形 → He will have checked his email.

進行相(progressive aspect):
現在進行形 → He is checking his email.
過去進行形 → He was checking his email.
未来進行形 → He will be checking his email.

完了進行相(perfect progressive aspect):
現在完了進行形 → He has been checking his email.
過去完了進行形 → He had been checking his email.
未来完了進行形 → He will have been checking his email.
# by LanguageSquare | 2012-01-02 01:13 | 時制 | Trackback | Comments(0)
不定詞(infinitive) Part 1
不定詞(infinitive) Part 1
単純不定詞は「これからすること」を表す

松野町夫 (翻訳家)

不定詞には ”to take” のように「to 不定詞」(to-infinitive)と “take” のようにto を伴わない「to なし不定詞」(bare infinitive)の2種類がある。take を例にとると、次のような形式がある。

take: 「to なし不定詞」 → 裸不定詞(原形不定詞 or 原形)
to take: 「to 不定詞」 → 単純形(能動態) → 単純不定詞

to be taking: 進行形(能動態) → 進行不定詞
to be taken: 単純形(受動態) → 受動不定詞

to have taken: 完了形(能動態) → 完了不定詞
to have been taking: 完了進行形(能動態) → 完了進行不定詞
to have been taken: 完了形(受動態) → 完了受動不定詞

不定詞は動詞の一種であり、文中で動詞としての働きはもちろんのこと、名詞・形容詞・副詞の働きもする。動名詞(doing)は単純形・完了形・受身があるが、不定詞(to do)はこれに加えて進行形もある。

動名詞は名詞的だが、不定詞は動詞的な性格が強い。また一般に、単純動名詞(doing)は「今やっていること」(=事実)を表し、単純不定詞(to do)は「これからすること」(=未完了)を表す場合が圧倒的に多い。

不定詞の名詞的用法
不定詞は名詞と同じように文の主語・補語・目的語となることができる。

不定詞が主語となる場合:
It is difficult to solve the problem. (その問題を解決するのはむずかしい)
*文頭の It は仮主語で真の主語は(to solve)。

不定詞が補語となる場合:
All I can do is (to) wait and see. (私にできることは静観することだけです)

不定詞が動詞の目的語となる場合:
I want to buy an electric car. (電気自動車を買いたい)
(ただし、不定詞をとる動詞は限定されており、すべての動詞ではない。後述する)

不定詞の形容詞的用法

The man had no house to live in.
(その男には住む家がなかった)
I can’t do all this work alone. I need somebody to help me.
(この仕事を全部ひとりではできません。誰か手伝ってくれる人が必要です)
He loves parties; he is always the first to come and the last to leave.
(彼はパーティが大好きで、いつも最初に来て、最後に帰ります)

不定詞の副詞的用法

I came here to help you. (お手伝いするためにここに来ました)
I’m sorry to have kept you waiting. (お待たせして申しわけありませんでした)
To tell the truth, she doesn’t love him. (本当のことを言うと、彼女は彼を愛していない)

英語の動詞には動名詞だけを目的語にとるもの、不定詞だけを目的語にとるもの、動名詞と不定詞のいずれをも目的語にとるものがある。ちなみに、すべての動詞は基本的に自動詞にも他動詞にもなれるが、ここに掲げる動詞は目的語をとる動詞なのですべて他動詞として考えてよい。つまり、SVOの基本文型がベースにある。もちろん、これらの動詞には自動詞としての用法もある。

■動名詞だけを目的語にとる動詞: [v -ing]
admit, avoid, consider, delay, deny, enjoy, escape, finish, mind, miss, oppose, postpone, practice, risk, stop, suggest, etc.

■不定詞だけを目的語にとる動詞: [v to inf]
afford, agree, ask, choose, claim, decide, demand, deserve, determine, expect, hope, learn, manage, offer, plan, pretend, promise, refuse, resolve, threaten, vow, want, wish, etc.

■動名詞と不定詞のいずれをも目的語にとる動詞: [v -ing] & [v to inf]
A. 意味が明白に変わるもの:
forget, mean, regret, remember, try, etc.
B. 意味があまり変わらないもの:(厳密に言うと、微妙なちがいはある)
attempt, begin, bother, continue, hate, intend, like, love, prefer, start, etc.

不定詞だけを目的語にとる動詞の覚え方

ここでは不定詞だけを目的語にとる動詞に焦点を当ててみたい。

■不定詞だけを目的語にとる動詞は以下の通り: (23語。これ以外にもある。いずれも他動詞)

afford(~する余裕がある), agree(同意する), ask(頼む), choose(選ぶ), claim(主張する), decide(決める), demand(要求する), deserve(~に値する), determine(決意する), expect(~する予定である), hope(希望する), learn(習う), manage(何とかする), offer(提案する), plan(計画する), pretend(ふりをする), promise(約束する), refuse(拒否する), resolve(決心する), threaten(脅迫する), vow(誓う), want(~したいと思う), wish(~したいと思う), etc.

注記: aim(めざす), appear(見える), arrange(準備する), fail(失敗する), consent(承諾する), seem(見える), tend(~する傾向がある), etc. も直後に不定詞を伴う場合が多いが、その場合、いずれも自動詞的用法なのでこのグループには含めない。

特徴:
このグループは、「これからすること」に言及する動詞がほとんどである。

合計すると23語ある。問題はこれをどうやって暗記するか。まず、このグループの動詞のおおまかな傾向や特徴をつかみ、ある種のイメージを形成するのが案外、手っ取り早い。そこで、その特徴を把握するための実験として、これら23語の他動詞をすべて過去形にして、単純不定詞(節) to go out (外出すること)を一様につけてみる。ただし、afford は can, cannot, could, couldn’t を伴うのが普通なのでそれに従った。

He couldn’t afford to go out. 彼は外出する余裕がなかった。
He agreed to go out. 彼は外出することに同意した。
He asked to go out. 彼は外出したいと頼んだ。
He chose to go out. 彼は外出することを選んだ。
He claimed to have gone out. 彼は外出したと主張した。(完了不定詞)
(”He claimed to go out.” は、意味的に英文として成立しないような気がする。”He claimed to know everything.” や “He claimed to be God.” なら成立するけれど…)

He decided to go out. 彼は外出することを決めた。
He demanded to go out. 彼は外出することを要求した。
He deserved to go out. 彼は外出する(というほうびを受ける)に値した。
He determined to go out. 彼は外出することを決意した。
He expected to go out. 彼は外出するつもりだった。

He hoped to go out. 彼は外出することを望んだ。
He learned to go out. 彼は外出することを学習した。
He managed to go out. 彼は外出することをなんとかこなした。
He offered to go out. 彼は外出することを提案した。
He planned to go out. 彼は外出することを計画した。

He pretended to go out. 彼は外出するふりをした。
He promised to go out. 彼は外出することを約束した。
He refused to go out. 彼は外出することを拒否した。
He resolved to go out. 彼は外出することを決意した。
He threatened to go out. 彼は外出するぞと脅迫した。

He vowed to go out. 彼は外出することを誓った。
He wanted to go out. 彼は外出したいと思った。
He wished to go out. 彼は外出したいと思った。

この実験からわかることは、単純不定詞(節) to go out (外出すること)はいずれの場合も、その発話時点において、すべて「未完了」の行動であるという点である。その証拠に、日本語でも「外出した」という訳語は一切出てこない。日本語の「~した」「~する」は完了・未完了を示す語で、過去・現在という時制を示すものではない。ただし完了不定詞を除く。この唯一の例外 claim の完了不定詞にしても、「外出した」と彼が主張しているだけであって、真偽のほどはわからない。「外出した」というのが事実だと認定されているわけではない。他人は半信半疑だ。

claim:
to say that something is true although it has not been proved and other people may not believe it. (from OALD7)

この点、その他の動詞にしても、事情は同じである。「外出する」ことを提案したり、要求したり、約束したりしたところで、実際に「外出した」かどうかはわからない。事実だと認定されているわけではない。

単純不定詞(節) to go out (外出すること)はいずれの場合も、その発話時点において、すべて「未完了」の行動である。一般化すると、単純不定詞は「これからすること」を表す場合が圧倒的に多い。また、この「不定詞だけを目的語にとる動詞」グループのclaim を除く22の述語動詞(afford, agree, ask, choose, etc)は、目的語に単純不定詞をとる場合、「未完了」の行動について言及する動詞であることがわかる。
# by LanguageSquare | 2011-12-23 08:00 | 不定詞 | Trackback | Comments(0)
法(mood)とは何か?
法(mood)とは何か?
直説法、命令法、仮定法

松野町夫 (翻訳家)

「問うに落ちず語るに落ちる」。人から問われた時には用心して本当のことを言わないが、何気なく話しているうちに、つい表現の中に本心が出てしまう。これは誰もが日常的によく経験することだ。表現は話し手の思っていることを反映する。

英語では、話し手の思っていることを動詞の形を変化させて示す場合がある。あることを述べるときに、それを事実として述べるのか、命令として述べるのか、仮定として述べるのか、同じ動詞を語形変化させて表す。このときの動詞の形を法(ほう)といい、英語では mood or mode(ムードまたはモード)という。

ちなみに、メリアム・ウェブスター英英辞典は “mood” を以下のように定義する。
mood: noun [grammar]
a set of forms of a verb that show whether the action or state expressed by the verb is thought of as a fact, a command, or a wish or possibility.
In “I walked to school,” the verb “walked” is in the indicative mood.

つまり法とは、あること(動作や状態)について、話し手の思っていること(事実だと思っているのか、命令したいのか、仮定のことだと思っているのか)を示す動詞の語形変化を意味する。
英語には3種類の法がある: 直説法、命令法、仮定法。

直説法は事実を述べるときに、命令法は命令するときに、仮定法は仮定を述べるときにそれぞれ使用する。The indicative is used for stating a fact, the imperative is used for expressing a command, and the subjunctive is used for expressing a wish or possibility.

たとえば、

He has gone home. 彼は帰宅して今ここにいない。 → 直説法
Go home. 家に帰りなさい。 → 命令法
I wish he were here now. 彼が今ここにいたらいいのになあ。 → 仮定法

なんだ、簡単なことじゃないか!こんなのは誰でも知っているよ。「法」などという小難しい理屈を並べなくても、という人がいるかもしれない。しかし、「法」のちがいを識別することで、ようやく納得できる英文もある。たとえば、以下に go という動詞を使って、現在のことについて述べた3つの文を示す。

1. Everybody goes home.
2. Everybody go home.
3. I’d rather everybody went home now.

え、誰ですか、2の英文はおかしいという人は?”Everybody” は3人称・単数で、時制は現在なのだから go はまちがいで goes だろう、ですって!?いいえ、そうとばかりも言えません。もし、この文が直説法ならその通りですが、命令法ならこれは正しい英文です。命令法では、動詞は原形を使用する。

1. Everybody goes home. 皆が家に帰ります。 → 直説法
2. Everybody go home. 皆さん家に帰りなさい。 → 命令法
3. I’d rather everybody went home now. 皆がもう家に帰ってくれるといいのだが。 → 仮定法
= I hope everybody goes home now. 皆がもう家に帰ることを望みます。 → 直説法

ここの3つの英文の意味(時制)はすべて現在である。それなのに、3の文ではgo の過去形 went が使用されている。仮定法では、現在の事実に反するときは過去形を、過去の事実に反するときは過去完了形を使用する。

このように、同じ動詞 go であっても法のちがいに応じて、goes, go, went, etc. と語形変化させる必要がある。だから、「法」のちがいを識別することはとても大事だ。実際、私たちが単に助動詞と呼んでいる can, could, may, might, shall, should, will, would, must なども、厳密には法の助動詞、法助動詞(modal auxiliary verb, modal auxiliary, or modal)と呼ぶ。こうした法助動詞は、本動詞の直前に置かれ述べることについて話者の心的態度(可能・必然・義務など)を示すからである。たとえば、

彼はすぐに帰宅する必要がある。
It is necessary that he go home soon. → 仮定法現在(後述する)
= It is necessary for him to go home soon. → 直説法現在
= He must go home soon. → 直説法現在

■ 直説法(indicative mood)

事実を述べるときの動詞の形。
肯定文、否定文、疑問文、感嘆文など、普通の英文はすべて直説法である。
直説法の動詞は、主語の人称・数・時制により形が決まる。

I'm hungry. When's dinner? おなかがすいた。夕食は何時なの?
Did you sleep well last night?  昨夜はよく眠れましたか。
She works part-time at the restaurant. 彼女はそのレストランでパートとして働いている。
ほとんどの英文は直説法。用例は、多すぎるので上記3例にとどめる。

■ 命令法(imperative mood)

命令・要求を述べるときの動詞の形。動詞は原形を使用する。主語の you は省略する場合が多い。

【you を省略する場合】
Be patient! 我慢しなさい!
Watch your step. 足もとに気をつけなさい。
Please don’t make so much noise. そんなに音を立てないでください。

【you を主語を立てる場合】
You begin, Tom. トム、君から始めなさい。
You in the red shirt! Come here! 赤シャツの君、こっちに来なさい。

【you 以外の主語を立てる場合】
Everybody go home. 皆さん家に帰りなさい。
Someone go and see who it is. 誰が来たのか、だれか行って見てきてください。

■ 仮定法(subjunctive mood)

仮定を述べるときの動詞の形。

仮定法現在(present subjunctive) → 動詞は原形。
現代英語では、仮定法現在はif 節では使用されず、代わりに直説法現在を使用する。

明日、雨がふれば私は行かない。
If it rain tomorrow, I will not come. → 仮定法現在(古風な言い方)
If it rains tomorrow, I will not come. → 直説法現在(現代的な言い方)

仮定法現在は提案・要求・必要などを表す that 節の中で使用する。
米国式。 should を挿入するのは英国式。
I suggested that he (should) go home soon. 彼はすぐに帰るべきだと私は提案した。
I demanded that he (should) go home soon. 彼はすぐに帰るべきだと私は要求した。
I insisted that he (should) be here. 彼はここにいるべきだと私は主張した。
It is necessary that he (should) go home soon. 彼はすぐに帰る必要がある。

仮定法現在は祈願を表す慣用表現の中で使用する。
Long live the Queen! 女王陛下万歳!(女王が長生きされますように)
God save the King! 国王陛下万歳!(神が国王をお守りくださいますように)

仮定法過去(past subjunctive) → 動詞は過去形(しかし、意味は現在)。
現在の事実に反する仮定を表わす。 if 節には過去形、主節には通常、助動詞の過去形を使用する。

If I were you, I wouldn’t do that. ぼくだったら、そんなことはしない。
If I went to bed now, I wouldn’t sleep. 今、ベッドに行っても眠れやしない。
If I was angry with you, I would leave without saying good-by.
もしぼくが君に腹を立てているなら、さようならも言わずに立ち去るよ。
If I knew his email address, I would email him.
彼のメールアドレスを知っていればメールするのだが。
What would happen if somebody pressed that red button?
あの赤いボタンを押したら、どうなるの?
If I had a camera with me, I would take some pictures.
カメラを持っていれば写真を撮るのだが。

仮定法過去完了(past perfect subjunctive or pluperfect subjunctive) → 動詞は過去完了形(しかし、意味は過去)。過去の事実に反する仮定を表わす。 if 節には過去完了形。主節には通常、助動詞の過去形 + have + 過去分詞を使用する(ただし最後の用例は would + be)。

If I had known you were in hospital, I would have gone to see you.
君が入院していたことを知っていたら、お見舞いに行ったのだが。
If I had not helped him, his business would have failed.
もし私が援助しなかったら彼の事業は失敗していただろう。
If I had been angry with you, I would have left without saying good-by.
(あのとき)もしぼくが君に腹を立てていたのだったら、さようならも言わずに立ち去ったはずだよ。
If I had known his email address, I would have emailed him.
彼のメールアドレスを知っていたらメールしたのだが。
What would have happened if somebody had pressed that red button?
(あのとき)誰かがあの赤いボタンを押していたら、どうなっていたのだろうか?
If I’d had a camera with me, I would have taken some pictures.
カメラを持っていたら写真を撮ったのだが。
If I had gone to the party last night, I would be tired now. (I am not tired now)
昨夜パーティに行っていたら、今ごろぼくは疲れているはずだ。
# by LanguageSquare | 2011-12-17 09:26 | 英文法 | Trackback | Comments(0)
ハワイへ行ったことがありますか?
ハワイへ行ったことがありますか?
gone と been のちがい

松野町夫 (翻訳家)

学校では便宜的に、現在完了は過去から現在にいたる動作の完了・結果・経験・継続を表し、「~へ行ったことがある」(経験)といいたいときは have been to を使用し、「~へ行ってしまった」(完了)といいたいときは have gone to を使用すると教える。

私はハワイへ行ったことがある。 → I have been to Hawaii.
私はハワイへ行ったことがない。 → I have never been to Hawaii.
私はハワイへ一度行ったことがある。 → I have been to Hawaii once.
私はハワイへ何度も行ったことがある。 → I have been to Hawaii many times.
ハワイへ行ったことがありますか? → Have you ever been to Hawaii?

He has been to Hawaii. 彼はハワイへ行ったことがある。(経験)
He has gone to Hawaii. 彼はハワイへ行ってしまった。(完了)

この方法は、日本人が初めて現在完了を学習するときには仕方がないのかもしれない。たしかに、現在完了という表現方法は日本語には存在せず日本人には理解しがたい。

しかし私は、完了・結果・経験・継続という分類方式よりも、過去形と現在形を使用して説明した方がわかりやすいのでは、と考えている。過去形や現在形は日本人でも簡単に理解できるし、応用範囲も簡単に広げることができる。それに have been to は「行ったことがある」という意味を含むが、それ以外の意味もいっぱいある。同様に、have gone to は「行ってしまった」という意味を含むが、それ以外の意味もある。

現在完了のキーポイントは、過去のできごとが何らかの点で現在(=今)とつながりを持っている点にある。「今の状況」を意識しさえすれば、現在完了は簡単に使いこなせる。たとえば、

He has been to Hawaii. 彼はハワイへ行ったことがある。→ (今、彼はここにいる)
= He went to Hawaii and he is here now.

He has gone to Hawaii. 彼はハワイへ行ってしまった。 → (今、彼はここにいない)
= He went to Hawaii and he is not here now (or he is in Hawaii now).

このように現在完了は常に、過去のできごとばかりでなく、今の状況についても同時に説明する。このような表現方法は日本語にない。日本語で正確に表現しようとすれば、単文ではなく、「花は咲き、鳥は歌う」のような重文(じゅうぶん)を使用して、過去形と現在形で説明したほうがわかりやすい。たとえば、

He has been to Hawaii. → 彼はハワイへ行き、今、彼はここにいる。
= He went to Hawaii and he is here now.

He has gone to Hawaii. → 彼はハワイへ行き、今、彼はここにいない。
= He went to Hawaii and he is not here now.

「今の状況」を意識しながら、以下の用例を熟読すれば、現在完了の使い方のコツが自然にわかる。

The office is empty. Everybody has gone home. 事務所には誰もいません。皆、帰宅しています。
(= Everybody went home, and there is nobody here now.)

A: Is Tom here? トムはここにいますか?
B: No, he has gone out. (= he is out now.) いいえ、出て行きました。
(= No, he isn’t here. He went out.)

A: Can I speak to Mary? メアリーをお願いします。(電話で)
B: Sorry, but she has gone to a party. ごめんなさい。メアリーはパーティーに出かけています。
(= She went to a party. She isn’t here now.)

A: Where is Tom? トムはどこにいるの?
B: Perhaps he has gone to the convenience store. たぶんコンビニに行ったのじゃないかな。
(= I think he went to the convenience store, and he isn’t here now.)

A: Where have you been? 今までどこにいたの?
(= You are here now, but where were you?)
B: I have been upstairs. 二階にいたよ。→ 二階にいて、今、戻ってきたところだよ。
(= I was upstairs and I’m back here now.)

上記と同じ文 Where have you been? が文脈により「今までどこに行っていたの?」にもなる。

A: Where have you been? 今までどこに行っていたの?
(= You are here now, but where did you go?)
B: I’ve just been to the convenience store. コンビニだよ。→ コンビニから、今、戻って来たところだよ。
(= I went to the convenience store and I’m just back now.)

A: You look nice today. 今日はきれいだね。
B: I’ve just been to the hairdresser's. 美容院から帰ってきたばかりなの。
(= I went to the hairdresser’s and I’m just back now.)

それでも現在完了がわからない場合、少し文が長くなりますが、上記のように、過去形と現在形の両方を使って表現すれば大丈夫。これでも意味はまったく同じですから。

直前のできごとや最近のできごと(new or recent happenings)であれば、わざわざ現在完了にしなくても過去形でもほぼ完璧に表現できる。実際、米国では過去形ですます場合も多い。たとえば、

Have you seen Mary? メアリーに会っていますか?
= Did you see Mary? メアリーに会いましたか?

Have you been to the gym this week? 今週はジムに行っていますか?
= Did you go to the gym this week? 今週はジムに行きましたか?

Have you cleaned your room yet? 部屋はもう掃除していますか?
= Did you clean your room yet? 部屋はもう掃除しましたか?
# by LanguageSquare | 2011-12-10 10:00 | 現在完了 | Trackback | Comments(0)
動名詞(gerund) Part 3
動名詞(gerund) Part 3
動名詞の主語と動名詞の表す「時」

松野町夫 (翻訳家)

動名詞には意味上の主語がある。動名詞の意味上の主語は、省略する場合と明示する場合がある。

■意味上の主語を省略する場合:

1. 文の主語が動名詞の意味上の主語と一致する場合
Tom insisted on paying for the meal. (Tom paid)
(トムは食事代を払うと言い張った)
文の主語=Tom; 動名詞(paying)の意味上の主語=Tom

2. 動名詞の意味上の主語が一般人の場合
Stealing money is wrong.
(金を盗むのはよくない)

3. 動名詞の意味上の主語が直前の動詞の目的語と一致する場合
Thank you for coming all the way to see me off.
(お見送りにわざわざ来ていただいて、ありがとうございます)
Business prevented him from going.
(用事があって彼は行けなかった)

■意味上の主語を明示する場合:

文の主語が動名詞の意味上の主語と異なる場合は、動名詞の意味上の主語を明示しなければならない。動名詞の主語は所有格または目的格で示す。
Tom insisted on me paying for the meal. (I had to pay) → ふつう
Tom insisted on my paying for the meal. (I had to pay) → 堅い言い方
(トムは食事代は私が払うべきだと言い張った)
文の主語=Tom ; 動名詞(paying)の主語= 私(my or me)

所有格と目的格の使い分け:

1. 動名詞が文の主語のときは所有格がふつう。(目的格は非標準)
His stealing the money was a shock to me. (not Him stealing the money ... )
(彼がその金を盗んだことは、私にはショックだった)
Tom’s stealing the money was a shock to me. (not Tom stealing the money ... )
(トムがその金を盗んだことは、私にはショックだった)

2. 動名詞が前置詞の目的語となる場合は、所有格と目的格いずれも使用できるが、目的格がふつう。所有格は堅い言い方。
She objected to you joining us. → ふつう
She objected to your joining us. → 堅い言い方
(君がぼくたちの仲間に入ることに彼女は反対した)

動名詞の表す「時」 (動名詞に時制はない)

動名詞の表す「時」は、その文の述語動詞の時制や意味、その前後関係から判断する。

1. 述語動詞の時制より後の時を表す場合
I look forward to seeing you in Washington.
(ワシントンでお会いするのを楽しみにしています)

2. 述語動詞の時制より前の時を表す場合
I remember seeing you before.
(以前、あなたにお会いしたことを覚えています)

単純動名詞と完了動名詞

単純動名詞(simple gerund)と完了動名詞(perfect gerund)には意味の違いがあるのだろうか?Raymond Murphy の “English Grammar in Use” の Unit 53: Verb + -ing から引用する。

When you are talking about finished actions, you can say having done/stolen/said etc.:
□ They admitted having stolen the money. (参考訳:彼らはその金を盗んだことを認めた)

But it is not necessary to use having (done). You can also say:
□ They admitted stealing the money. (参考訳:彼らはその金を盗んだことを認めた)

要約すると、完了した行動について話すときは完了動名詞(having stolen)を使うが、しかし単純動名詞(stealing)でもかまわないということ。だとすれば、この場合、両者に意味の違いはない。たしかに、admit(認める)や deny(否定する)などの動詞は、完了した行為を白状したり否定したりする動詞なので、わざわざ完了動名詞(having stolen)を使わなくとも、単純動名詞(stealing)でも誤解は起きない。

彼らはその金を盗んだことを認めた(否定した)。
= They admitted (denied) having stolen the money. (完了動名詞)
= They admitted (denied) stealing the money.. (単純動名詞)

しかし動詞によっては、以下のように、ネイティブスピーカーは両者間に微妙な違いを感ずるケースもあるようだ。これはおそらく、単純形(meeting)と完了形(having met)の根源的な働きの違いに由来すると思う。

彼に会えなくて残念だ。
I regret not meeting him. → I still have a chance to meet him. (まだ会うチャンスはある)
I regret not having met him. → I don't have a chance to meet him anymore. (もう会えない)

ところがこうした文の場合でも、時を示す語句(time indicator)、たとえば、earlier in my life が追加されると、両者にはもはや意味の違いはないという。

私の人生でもっと早く彼に会えなかったのが残念だ。(両者に意味の違いはない)
= I regret not meeting him earlier in my life.
= I regret not having met him earlier in my life.

以前、あなたにお会いしたことを覚えています。(両者に意味の違いはない)
= I remember seeing you before.
= I remember having seen you before.

完了した行動であることを強調したいときや、その必要があるときは完了動名詞(having done)を使用し、それ以外はすべて単純動名詞を使用するというように使い分ける。また、上述のように時を示す語句(after, before, during, in advance, etc.)を挿入すると紛れがない。
# by LanguageSquare | 2011-11-25 09:32 | 動名詞 | Trackback | Comments(0)
動名詞(gerund) Part 2
動名詞(gerund) Part 2
おもしろい実験

松野町夫 (翻訳家)

動名詞だけを目的語にとる動詞のうち、使用頻度の高い16語を取り上げ、その後に動名詞節 stealing money (金を盗むこと)を一様につけてみたらどうなるだろうか?文として成立するのかしらん?。こんな無謀な考えがある時、ふと頭に浮かんだ。おそらくまだ誰もやっていないにちがいない。でも、おもしろそうだ。

■動名詞だけを目的語にとる動詞:(16語)

admit(認める), avoid(避ける), consider(考える), delay(遅らせる), deny(否定する), enjoy(楽しむ), escape(逃れる), finish(終える), mind(気にする), miss(しそこなう), oppose(反対する), postpone(延期する), practice(練習する), risk(危険を冒す), stop(やめる), suggest(提案する), etc.

He admitted stealing money. 彼は金を盗んだことを認めた。
He avoided stealing money. 彼は金を盗むことを避けた。
He considered stealing money. 彼は金を盗むことを考えた。
He delayed stealing money. 彼は金を盗むことを遅らせた。
He denied stealing money. 彼は金を盗んだことを否定した。

He enjoyed stealing money. 彼は金を盗むことを楽しんだ。
He escaped stealing money.
He finished stealing money. 彼は金を盗み終えた。
He missed stealing money. 彼は金を盗みそこねた。
He mind stealing money.

He opposed stealing money. 彼は金を盗むことに反対した。
He postponed stealing money. 彼は金を盗むことを延期した。
He practiced stealing money. 彼は金を盗むことを練習した。
He risked stealing money. 彼は金を盗むことにあえて踏み切った。
He stopped stealing money. 彼は金を盗むのをやめた。
He suggested stealing money. 彼は金を盗むことを提案した。

意外なことに、escape, mind を除けば、ほぼすべての動詞に使用できることが判明した。また、mind は否定や疑問にすれば、これも文として成立する。たとえば、

He didn’t mind stealing money. 彼は金を盗むことを気にしなかった。(否定文)
Would you mind stealing money? お金を盗んでいただけませんか?(疑問文)

実験の結果から推測できることは、16の動詞のうち、escape 以外の動詞は一般的な “doing something” が成立する可能性が高いということである。ただし risk を除く。理由は、risk の目的語は通常、リスクの伴う行為またはその可能性のあるものに限定されるからだ。金を盗むことはリスクの伴う行為なので、”He risked stealing money” という表現がたまたま成立したにすぎない。16の動詞のうち、escape, risk を除く14語は一般的な “doing something” が成立する可能性が高い。そうだとすれば、この14語は特に学習しなくても、日本人でも簡単に使いこなせるはず。どうも、escape, risk は特殊な動詞のようだ。そういえば、これらは実際、日本語に訳すのにも一苦労する。そこで、この 2つの動詞に焦点をしぼる。

ここで問題をひとつ。
なぜ、He escaped stealing money. は成立しないのでしょうか?
答え:
SVOの文型において escapeが目的語に動名詞をとる場合、災難の受動動名詞(being killed, etc)しか使用できない。だから能動態の動名詞節 stealing money (金を盗むこと)は成立しない。

escape(逃れる)
to get away from or avoid an unpleasant or dangerous situation or event.

You can escape being killed(殺される), murdered(殺害される), hurt(けがをする), injured(負傷する), kidnapped(誘拐される), arrested(逮捕される), punished(処罰される), fined(罰金を科せられる), fired(解雇される), etc.

■ escape being + 災難の動詞(過去分詞)の場合:

escape には災難の受動動名詞(being done)だけが使用できる。能動態の動名詞(doing something)は使用できない。ただし、escape being hurtの代わりに、escape getting hurt はよく使用される。しかし、この ”getting hurt” は状態よりも動作に重点を置く用法で、一種の受動態である。たとえば、

The boy escaped getting hurt when he avoided the truck that was coming toward him.
少年は、自分に向かって突進してくるトラックを避け、なんとかけがをせずにすんだ。

一般化すると、SVOの文型において escapeが目的語に動名詞をとる場合、災難の受動動名詞(being killed, etc)を使用する。

He narrowly escaped being killed.
彼は殺されるところをかろうじて逃れた。

She escaped being fired.
彼女は解雇されずにすんだ。

A few passengers somehow escaped being injured.
乗客のうち数名はなんとか負傷せずにすんだ。

He miraculously escaped being killed in the car accident.
彼は奇跡的にその自動車事故で死をまぬがれた。

I narrowly escaped being left behind.
私はあぶなく置いていかれるところだった。

The plant somehow escaped being closed down.
その工場はなんとか閉鎖をまぬがれた。

Two Libyans were yesterday given a suspended jail term and narrowly escaped being sent back to their home country after they admitted damaging four cars while drunk.
リビヤ人二人が昨日、執行猶予のついた実刑判決を受け、母国への送還をかろうじてまぬがれた。二人は酔って車4台に損害を与えたことを事前に認めていた。


risk(危険を冒す)

1. to get into a situation where something bad may happen to you:
risk being killed, hurt, injured, kidnapped, arrested, punished, fined, fired, etc.
He risked being killed. (彼は殺される危険をあえて冒した)

2. to do something that you know may have dangerous or bad results:
risk doing something. (losing everything, going bankrupt, getting lost, missing the train, etc.)
I'm willing to risk losing everything. (私はすべてを失うようなことでも喜んでするつもりだ)

■ risk being + 災難の動詞(過去分詞)の場合:

risk being + 災難の動詞(過去分詞)の場合は escape 同様に、災難に関係する動詞はすべて使用できる。一般化すると、SVOの文型において risk が目的語に受身の動名詞をとる場合、災難の受動動名詞(being killed, etc)を使用する。

He used to walk five kilometers to and from school daily, without shoes, through bushy paths and during rainy seasons. In fact, sometimes he risked being swept away by the rivers he had to cross before getting to school. (From Modern Ghana)
彼は当時、学校の行き帰り、毎日5キロ歩いていた。靴もはかずに やぶの小道を通り抜け、雨季のときもそうした。実際、途中の川を横切るときなど、川の流れに押し流されそうになったことも何度かあった。

The German ambassador warned me that there was a real chance that I would be murdered if I returned to Zimbabwe. But I risked being murdered in Zimbabwe.
ドイツ大使館の大使がジンバブエに戻れば君はほんとうに殺されるかもしれないと警告した。しかし私はジンバブエで殺される危険をあえて冒した。

■ risk + doing something の場合:

リスク関連の動詞の例:
lose everything(すべてを失う), lose money(損をする), lose business(仕事をなくす), lose life(命をおとす), go bankrupt(倒産する), ruin your reputation(名声を台無しにする), get lost(迷子になる), miss the train(電車に乗り遅れる), cause an accident(事故をおこす), catch a cold(風邪をひく), damage your health(健康を害する), develop a disease(病気にかかる), sound stupid(まぬけな印象を与える), offend someone(誰かに不快感を与える), etc.

Don’t risk stealing money even if you have nothing to eat.
たとえ食べるものがなにもなかったとしても、金を盗むなどしてはだめだ。

If you invest your money on the stock market, you risk losing it.
株式市場に投資するということは損をするリスクもあるということだ。

If you have an expensive rug, don't risk washing it yourself.
高価なじゅうたんを持っているなら、自分で洗うのは避けたほうがいい。

It's not wise to risk traveling so soon after surgery.
手術直後に出歩く危険を冒すのは賢明でない。

If you cannot afford a house, don’t buy it, or risk going bankrupt.
家を買う余裕がないのなら買ってはいけない。でないと破産するおそれがある。
# by LanguageSquare | 2011-11-16 09:34 | 動名詞 | Trackback | Comments(0)
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